オルケア日記

本年もお読み頂きましてありがとうございました。

大晦日となってしまいました。本当に新幹線のように日々が過ぎていくのを実感する2008年でした。明日からは2009年。早い物でミレニアムとやらで騒いだのも9年前になるんですね。

皆様のお陰様で、多くの皆様に毎日お読み頂き、感謝感謝です。本年は読者の方が本当に増え、私も責任重大となって参りました。2009年も、さらにワイドな話題で、良い物だけを選りすぐってご紹介して参ります。ほぼ日刊を目指して頑張らせて頂きます。どうか、来年も飽きずに読んで頂ければ幸いです。

中でも年々少なくなる、作り手と使い手の心が通う物を、もっともっとお伝えしていきたいと思っています。形としての物だけでなく、幅広い物で、そういった大切にしていきたい物をご紹介していきます。どうぞ、来年も宜しくお願い申し上げます。

残り少ない2008年、どうか良いお年をお過ごしください。私も、今夜だけはゆっくりと美味しいお酒を頂きつつ、笛を吹きながら年を越そうと思っています。

日本一の梅酒

梅酒といえばチョーヤ…というイメージがありますが、旨い梅酒が世の中にはある物です。

水戸の酒造会社が作る梅酒なのですが、風味の濃さ・薫りの濃さは勿論、上品な味わいも飛び抜けた逸品です。4合瓶で1500円ほどとお手頃なのも嬉しい。

前から旨くて好きな一本だったんですが、なにやら梅酒日本一になったとか…変わらぬ味で、多くの人に愛されて欲しい一本です。世界に日本が誇るリキュールとして、味醂と並んでお勧めできるお酒です。

八ヶ岳南麓の冬

八ヶ岳でも大泉付近はきわめてピンポイントですばらしい気候環境に恵まれた場所だと思っています。特にオルケア事務所がある、長坂インターからの県道筋は、真南に向かう尾根に乗っており、緩やかな南斜面を形成しています。

大泉付近の八ヶ岳真南に位置する一帯は、冬型の気圧配置が強まって、北陸や北日本で大雪の時に雪が降ることは非常に希です。ニュース等で冬将軍が大暴れし、大雪となっているときは大泉は晴れています。車で15分、野辺山や富士見町へ向かうと雪が降っている事は珍しくありません。わずかな違いですが、気候は大きく異なります。

冬場の大泉の晴天率は90%以上と言われています。清泉寮の上にあるスキー場も日本国内屈指の営業期間中の晴天率を誇り、何時も晴れているスキー場として定評があります。

大泉で雪が降るのは、東京などで降雪の心配があるとニュースで騒がれるときに、20cm程度までの雪が降るときが年に数回あるぐらいです。それも、南斜面の恩恵で通常はお昼頃までに道路は溶け、通行に支障となることは少ないのが、大泉ならではです。

地元の方を含め、スタッドレスタイヤだけ装着し、チェーンは持っていない方が殆どです。私もFF（前輪駆動車）でスタッドレスタイヤのみで困ったことはありません。オルケアの車両でも、軽トラックだけチェーンを持っていますが、他の車両はスタッドレスタイヤだけです。近年、スタッドレスタイヤは飛躍的に良くなっており、普通の路面でも、高速道路でも困ったり、不快に思うこともありません。装着をお勧めします。

日中の日溜まりが心地よい、八ヶ岳南麓の冬。日中の暖房など、ほぼ不要です。オルケア事務所でも日中に暖房を入れることは希です。是非、実感しにお越しください。

美味しいお酒 山梨・八ヶ岳の地酒でお正月を…

ワインもシャンパンも良いですが、お正月はじっくりお酒（日本酒）を楽しみたいですね。

山梨・八ヶ岳の地酒で私が個人的に美味しいと思う物をご紹介します。比較的入手が容易な物でご紹介しますので、レアもの等は除外です。

・谷桜 櫻舞　　　地元大泉の銘酒です。その中でもキモト造りで純米酒であるこの【櫻舞】は別格。ふくよかな味わい、切れの良い後味は今までの谷桜には無い味だと思います。大泉ではスーパーひまわりや蔵元の売店で手に入ります。純米酒ではない、櫻守という銘柄がありますが、【櫻舞】の圧倒的な味わいに霞んでしまいます。

・春鶯囀　純米酒　　南アルプスの銘酒です。ここの純米酒（吟醸ではない純米酒）は、実にオールマイティーに美味しいお酒です。冷やしてよし、ひやでよし、燗でよし。多くの方にお勧めできる味わい。私は馴染みのない銘柄だったのですが、清里の【草五庵】さんで出しているのを頂いてファンになってしまいました。お値段もお手頃で嬉しいお酒です。

・真澄　あらばしり　　諏訪の銘酒。秋に出るあらばしりは今が旬。小淵沢駅近くの久保酒店には、これを杉樽に入れて香り付けした樽酒が出ています。これも一興ですが、普通のあらばしりで十分旨い。火入れしていないため、新鮮さが命。コンビニで売っている物は古いので別物の味の時があります。製造年月をチェックして購入です。今年は11/22より出荷されています。お正月過ぎたら、終わりと思った方が良いぐらいのお酒です。

いずれも、八ヶ岳では比較的入手が簡単な銘柄です。春鶯囀は戸田酒販でも売っています。真澄も結構あちこちで売っています。谷桜は大泉限定かもしれません。美味しいお酒で、楽しいお正月をお過ごしください。

年末年始の営業ご案内

オルケアホームページにも掲載しておりますが、オルケア事務所は12/28を仕事納め、新年1/8が仕事始めとさせて頂きます。

オルケアでお建て頂いたオーナーの皆様におきましては、緊急事態等の対応は24時間致しますので、ご遠慮なくオルケア代表番号へお電話ください。携帯電話へ転送となり、担当者が対応させて頂きます。建築に限らず、車などのトラブルも対応しますので、まずはお電話頂けると幸いです。

お正月中は、冷え込む物のお天気は安定している予報です。年末29日頃に一時崩れる予報があり、雪になりますと道路状況が悪くなる可能性があります。どうぞ、お気をつけてお越しください。

自宅でチーズフォンデュ。

なかなかできそうで、やっている方は少ないのがチーズフォンデュ。簡単で、美味しくできる物ですよ。私がやっているのはフランスはジュラ地方のアネシーという町で教えてもらったのを、日本で手に入る物で再現しています。

①チーズ　　…これは私は何時も業務用スーパーでQBBのシュレッドチーズをまとめ買い。800g一袋で1150円ぐらいです。なかなか美味しい。一番美味しいのはよつ葉乳業の三種の十勝チーズ。これだとブレンド不要と思うくらい美味しい。普段は、シュレッドチーズにチェダーや、エダムチーズ、あればグリュイエール24ヶ月あたりを少々加えて風味を濃くしています。出来合のフォンデュセットは美味しいのに当たったことがありませんので使いません。

②ニンニク　…少しで良いです。鍋に塗りつける程度。

③白ワイン　…これはおごりましょう。シャブリのようにさらっとした物では無く、濃いタイプが良いですね。ムルソーあたりが良いですね。シャンパンも良いですよ。お手軽な物だと、イタリアのガヴィなんかも美味しいです。

④キルッシュ…こちらはあればでOK。無ければワインは風味の濃い方が美味しくできます。

作り方は簡単。私は何時もステンレスの多層鍋の小さい物で、やっています。フォンデュセットでは可愛すぎて、直ぐ無くなってしまうので。浅めの多層鍋が便利。

鍋にニンニク少々とワインを30ccぐらい入れ、極弱火で暖め始めます。IHの保温程度の強さ。ワインが暖かくなってきたらチーズ投入。多めに200gぐらい入れています。焦げないようにかき混ぜつつ、コクを与えるチーズとワインを加減しながら、割と薄め（とろみが少なめ）で仕上げます。

あとは茹でた野菜などを揃えるだけ。バケットを切って、軽く焼いてじゃんじゃん漬けながら、楽しめるのであります。野菜はブロッコリー・カリフラワー・スナックエンドウ・ジャガイモ・にんじん等々何でもあいます。

準備も簡単。ワインは進むし、楽しい食卓間違いなしです。ハム日和さんのハム類を揃えてもgood。私はセルクルさんのパンを買い込んで何時も楽しんでいます。我が家では、シャンパンしゃぶしゃぶと並ぶ自家宴会メニューの定番となっています。

サルヴァトーレ・クオモ というピザ屋さんへ行ってみました

スタッフがイタリア人以外で初めてナポリのピザ職人大会での優勝をしてみたり、独特の雰囲気を持つオーナーシェフが人気のピザチェーン店。通い続けている歯医者さんの帰りに静岡にできたお店へ行ってみました。東京で一度は行きたいと思いつつ、時間的制約などで振られっぱなしだったんです。

このサルヴァトーレ クオモというピザ屋さんは、東京都心部では結構な店数あるようで、あちこちにお店があります。今回お邪魔した静岡ではランチは1200円でピザ三種とパスタ二種のチョイス。前菜とデザートはビュッフェスタイルで取り放題（これ、goodです）。

今回ピザは定番のマルガリータとマリナーラを頼んでみました。前菜は、いずれも出過ぎない味付けであっさりとしており、好印象です。もしバイキングでこのレベルが出ていたら、かなりの高評価。ビュッフェで取り放題ですから、非常にレベルが高いといって良いのではないでしょうか。運転がなければ、ソアーヴェあたりで、さらりと白ワインを一杯行きたい感じ。

ピザは、美味しい部類ですが、ものすごく美味しいパンチがある物ではありませんでした。ただ、粉の味や全体のバランスは良い感じです。これは、まだopenしたばかりで慣れていないというところもあるのではないでしょうか。ただ、チェーン店でここまで出しているところは他にはありますまい。

デザートは美味しかったですよ。思わずコーヒーを追加したくなる味。非常に残念だったのはティラミスなどをプラスティックカップに入れて出していたこと…これだけは考え直して欲しいです。それだけで、私の場合は食欲半減してしまいます。

1200円のランチとしては、非常にコストパフォーマンス高し。お勧めな一店です。今度、東京では運転の心配なしにワインで食べたい…そう思うお店です。気兼ねもないし、店員さんはよく教育されています。（そつは無いけど、ハートにもう少し頑張ってください）今回は、平日の昼下がり…という奥様タイムで女性ばかりでしたが、男でも恥ずかしくない居心地の良いお店でありました。

ファミレスなどとは比べものにならない高レベルなチェーン店です。次回が楽しみなピザ屋さんでありました。（八ヶ岳にはこのお店はありません。ごめんなさい）

スキーウェアやジャンパー類の防水加工

皆さんはスキーウェアのお手入れをどうされていますか？クリーニング店にお任せですか？

クリーニング店に出すとかなり良いお値段です。２～３回も出せば、新しいのが買えそうなお値段になってきます。（小淵沢のアウトレットにあるフェニックスさんや石和のカムイなどでは驚くほど安くウェアが出る事があるんですね）

家庭での撥水加工と言えば、防水スプレーが一般的ですが、これは色々と吸引の問題があって、あまり気持ちよい物ではありません。屋外で行えば問題無いとなっていますが、微細なフッ素結晶が肺水腫を引き起こすことは明白な理論で、吸い込む量の多い少ないだけであって、吸い込まない方が良いに決まっています。

実は、そんな心配が無く、洗濯と撥水加工ができる物があるのです。しかも合成界面活性剤不使用で、2週間ほどで大部分が生分解されるという代物です。NIKWAXという製品で、洗濯機ですべて処理ができる優れものです。

まずは撥水剤を効かせるための洗濯です。 こちらを使います。１～２着の洗濯で半分を使います。我が家では、子供のウェア2着も一緒に洗いましたので、一本を使い切りました。今回は一般的なスキーウェアのセットです。他にもザックやシューズを撥水するためのセットもあります。ウェアでもゴアテックスなどは撥水剤は異なるようです。洗濯の方法は至って普通です。ただ、暖かめのぬるま湯を使うのが違います。また合成洗剤と相性が悪いのでお風呂の残り湯などは難しいようです。私は、全自動洗濯機で浸け置き洗いコースで洗っています。結構綺麗になるので、毎年やっている方なら、新品同様を保てると思います。

洗濯が終わったらぬれたまま、洗濯機に入れておいて、もう一回洗濯機を回します。このときに使うのが撥水剤。 今度はこれを使います。１～２着なら半分でOK。私は子供のも洗ったので一本を丸々使いました。こちらも、普通に洗濯でOK。コースは浸け置きです。

あとは陰干しで乾かせば完了です。実に簡単。普通の洗剤より高価ではありますが、クリーニングに出すことを思えばかなりお安い。しかも、かなり綺麗になります。ジャンパーなども処理できますし、仕上がりは非常にナチュラルです。撥水効果も、不満ありません。ワンシーズンは十分使えますし、毎年洗っていれば実に機能的に使えます。

かなり人気商品で、店頭で売っているのを殆ど見かけたことがありません。今回はムラウチという家電等を扱うお店の物をご紹介します。ここでなら、いろいろなものと一緒に買えるとおもいますので、送料分の負担も軽くなるのではないでしょうか。実際、NIKWAXの価格も最安値に近い金額です。私も、年末に向けてエネループや、様々な物と一緒に購入しました。

自宅でエコにクリーニングと撥水。意外と行けますよ。

お酒のつまみに豆腐。

冷や奴の季節ではないのに、酒の肴に豆腐。今回は変わり豆腐をご紹介。いずれも、お酒や温かいご飯などに最適です。

・豆腐よう　言わずと知れた豆腐の加工品。沖縄の名産でもあり、中華料理にも出てくるポピュラーな食べ物ですが、これにもすばらしい物があります…。 泡盛の古酒につけ込まれてできた豆腐よう。もう、完全に塩ウニの極上物のような味わい。値段も塩ウニと変わらぬぐらいになってきていますが…美味しいです。

・豆酪（とうぺい）　熊本県の山間部に伝わる豆腐の味噌漬けをもろみ漬けにして現代に復活させた食べ物。これまた、チーズのようなこくのある味わい。ご飯にも良し、お酒にも良し。甲府でも磯辺酒店には常時あり。全国の百貨店でも取り扱いがあると思います。これは、少しリーズナブルで半丁ほどの大きさで630円。これは、焼酎との相性が抜群なのです。

・六浄豆腐　本来は京都の精進料理の材料なんですが、山形の六浄は味が濃く、最高の一品。料理の世界では、精進節といって、殺生をしていない削り節として使うので、清ましに入れたりして使うのですが、山形の六浄は、そのままつまみになる味。うまみがあって美味しいです。山形県の特産品より取り寄せができます。

・昆布締め豆腐　富山では何でも昆布締めにして食べるエリアあり、こんにゃくだって昆布締めするらしいです。中でも豆腐の昆布〆は平家漬とも言って、酒に合う珍味になっています。 このセットは昆布締め以外の物もセットになっていますが、ヘルシーな酒のつまみとして人気があるようです。富山県や石川県は豆腐の美味しい県で、田舎に入ると驚くほど古式なお豆腐屋さんが多くて驚きます。

と、お豆腐も色々。お正月のお酒のつまみにも良いと思います。お試しください。

クリスマスを前に…三大テノールの競演でも

余りに忙しい毎日で、全くクリスマスの準備もできていない我が家です。そんな中でも、クリスマスを感じるのが、このDVDです。 すでに、パヴァロッティ氏は亡くなっておられるので、残念ながら3人が揃ってのお姿を拝見することはできなくなりましたが、このDVDはお三方がお元気で、全盛の頃の録画です。今から9年前のクリスマス直前に行われたコンサートを録画。演奏も、最高の物でクリスマスらしく、ダイナミックでバランスの良い内容ですし、ウィーン少年少女合唱団もすばらしい歌声を聞かせてくれます。ステージの装飾なども豪華で、ニューイヤーコンサート以上に雰囲気満点です。

余りに直前のご案内ですが、クリスマスには最高の一枚です。殆どがなじみの多い曲で、退屈しません。さらには、最高のメンバーが揃ったすばらしい演奏。史上に残る一枚であることは間違いありません。