大雪の直前にぶつけられ、相手側の保険会社に用意して頂いた代車に乗っています。何でも良かったので、『軽でも何でも良いですから、4WDで4輪スタッドレスでお願いします』と言ったら、トヨタのヴィッツの新車が来ました。
どうも1300ccのＦグレードという、素うどん的な物のようです。衝突予防装置のような物は付いていません。でも、VSCはある様子。しかーし、ABSの制御が非常に甘いので、凍結路で性能発揮するのかは疑問かも。（代車故、あまり無理はしていません）
JC08モードで18KM/Lを謳っておりますが、受け取り時の平均燃費は13.3KM/L。私が乗り始めて一度リセットしてからは10.3KM/L。VWの不正並に、詐称燃費じゃないかと思う。決して燃費が良いとは思えない。（アクアでは無いので、ハイブリッドではない）私が普段乗っている3000ccのレガシィ・アウトバックと燃費的には似ている状況。これには驚きました。
燃費には、ヴィッツには厳しい環境が影響しているのも一因です。小排気量でＣＶＴであることが、八ヶ岳の坂道には厳しいのです。ＣＶＴはすぐにエンジンを吹かしてしまいますし、元々トルクが細いので無理しちゃうんですねぇ。だから、燃費は落ちる一方。
乗り心地や、動力性能ですが、乗り心地は新車故、少々固めで、評価としては何ともいえないところです。悪くは無いが、余裕は無い感じ。動力性能は1300ccなので、推して知るべし。100km/hまでは、相応に時間がかかります。CVTのお陰で、昔の3速ATとかみたいに酷くはないけど。0-100km加速は13秒位じゃ無いでしょうか。（あくまで体感）ＣＶＴの制御が好きではなく、全開加速時はエンジン回転が高くなったり低くなったりを繰り返すんです。気持ち悪い。
酷いのはトランク。『えっ!?』ちゅーぐらい狭い。ミカン箱２個で一杯。これはスマートより狭い。追突は大丈夫なんだろうか。まぁ、欧州でも『ヤリス』で売っているので、手抜きは無いと思うけど。
参ったのは、ナビとオーディオ。ラジカセの方が音が良いのはともかく、ナビが何かとうるさい。『速度超過を感知しました。安全運転を心がけましょう』と発進する度にわめくんですね。これ以外にも『急ハンドル』と『急停車』もあり。『急ハンドル』はインターチェンジのカーブでも言うので勘弁して欲しい。設定で切ることは出来るのでしょうけど、ナンだかなぁ…。それより、『この先事故多発』とか、『見通し悪い』とか言ってもらった方がありがたい。
凄いなと思うところも幾つかあり。ハンドルの切れ角は凄い。ドリフトの競技車両か…と思う位に切れ角がある。昔のベンツに乗ったときのような感動。（蟹走りかと思おう程）後ろの座席は結構広い。特に足下が。
これで150万強の車両価格。値引きが出ても乗りだし150万ぐらいらしいのです。私は乗らない。高すぎます。120万ぐらいなら…と。あと、八ヶ岳には不向きですね。街乗りスペシャルに感じました。同じ価格帯ならVWのupの方が魅力的。一世代前のマーチの方が印象は良いです。（現行マーチはタイ製らしいので圏外）
万が一買う人があるなら、一点だけアドバイス。ヘッドライトだけはオプションで良い物にすべき。ノーマルは暗すぎます。軽トラ並み。
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