今から10年一寸前に、道後温泉の旅館をお手伝いしたことがありました。そのときに知った『CAS冷凍技術』。その頃は、真珠養殖で比較的裕福だった遊子漁協さんが、真珠に変わる主要産品の確率の為に多大な投資をして導入された所でした。早速見学に行き、その品質に驚愕したのを、今でも覚えています。
そのCAS冷凍の鯛のフェレですが、もうこれは鮮魚と言っても『偽装』でも『詐称』でもないと思っています。というのも、一般的に流通している業務用の鮮魚より遙かに状態が良いと思っています。普通の冷凍より、設備投資の分と付加価値で高いのですが、扱いやすさと保存性では圧倒的な差があります。
最近は通販でもCAS冷凍の商品が出回っていますので、是非皆さんも一度試してみて下さい。自然解凍でも、ドリップが殆ど出ません。そのまま刺身で食しても、鮮魚と差を見つけるのは調理場に立つ人間でも難しいと思います。
『冷凍=悪』という構図ではなく、使う物によりけりだと思います。お正月に向けて、保存が効くお刺身を捜している方は是非CAS冷凍で、検索してみて下さい。
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