タカラスタンダートというと、今までは今ひとつ垢抜けない住設会社というイメージが強かったのではないでしょうか。その会社が、大きく変化してきました。
タカラスタンダートと言えばホーローなわけですが、実は木製も幅広く手がけており、ステンレス加工も非常に得意分野であります。特にステンレス加工分野では、分厚い品質の良いステンを加工し、丈夫なユニットバスやキッチンシンクを得意としています。中でも、国内各社と構造が全く違う、ステンレスフレームのユニットバスは、mm単位でサイズが変更でき、リフォーム等には絶大な威力を発揮します。耐震性も高いことで有名です。
所がその加工技術などを全面に出す中で、特徴的なプレスラインなどが、ちょっと垢抜けない印象を与えていたんですなぁ…。
一昨年あたりから、ショールームのイメージを一新し、随分モダンな傾向になってきました。其処に今回のモデルチェンジ攻勢です。野暮ったい代名詞だった最高級路線のキッチンが、一転直線基調となり、引出のライン手かけまで一体成形とした、超スッキリ路線になりました。国内唯一のクォーツストーン天板とも相性が良くなりました。
『え、これがタカラスタンダートなの??』という感じです。
実は、数年前から木製の方は、かなり垢抜けていて、マンションなんかでは随分と採用されていたようです。木製の方は、AICA工業さんの高圧メラミン化粧板を使用しているので、周辺造作家具との親和性も出しやすく、マンションやデザイナー物件では結構見かけるアイテムだったのです。高圧メラミンのお陰で、剛性も高くなりますし、しっかりしたキッチンであるのも特徴的です。
と言うことで、地味ではありますが、タカラスタンダートの製品は、目が離せなくなっております。
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