意外に知られていないのが八ヶ岳でのNET環境の実態です。今や、インフラの一つとして重要なアイテムとなっているインターネット。これが快適に使えないと困りますね。
まず、小淵沢・長坂・大泉の大半はケーブルテレビがNET対応の為、インターネットの心配は比較的少ないです。但し、光回線では有りませんので、都会のように100Mとかのスピードは無理です。大泉の場合はmax4M。殆どの場合は2M弱での運用になっています。
かつ、大泉のケーブルネットはシステムが簡単な物なので、グローバルIPの取得ができません。その為、WebカメラやNETでの遠隔操作を行うシステムは接続できません。また、NETだけの利用は出来ず、CATVの利用があってからのNET利用になります。加入負担金や引込工事等がかかりますので、結構な初期投資が必要になります。
その点、ADSLはほぼ無料から始められるのと、我が家の場合でも1.6M強とまぁまぁの数値が出せる事で簡単にNET環境が整います。大泉の場合、多くの家庭がCATVでインターネットを使っている為に、相当距離が伸びた地点でも、ADSLで良い数値が出ています。
一方で、要注意なのは高根町です。特に長沢の北部は致命的です。高根町はCATVでのNET接続サービスが無く、ほぼ総ての家庭がADSLを使っています。その為、損失が大きく、たいした距離では無いのにスピードが出にくい環境があるようです。長沢北部では接続すら不可能なエリアも存在します。
白州・武川も大変な様ですね。一部ではISDNを未だに使っている所も多いとか。
ADSLのサービスエリアとして色塗りがされていても、交換局からの距離が重要なADSLサービスです。八ヶ岳南麓では5~8km離れた場所などは結構普通にありまして、そういったところでのADSL利用は非常に厳しいです。
人口密度が低いですから、FTTH(光ファイバー)等のサービスの導入はほぼ無理な状況です。行政主導で事業化でも無い限りは無理と思います。
敷地を購入される際には、NET環境も重要な選択のポイントになりますね。特に、大泉と高根町が隣接しているエリアは要注意です。ちょっとの距離で雲泥の差…という事もあり得る所です。見逃されがちなポイントでは無いでしょうか。
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