乾麺のお蕎麦と侮る無かれ。素晴らしい香り立ち、美味しいそば湯が楽しめる逸品。首相動静にも良く出てくる様な料亭でも使われています。
そんな素晴らしい乾麺の蕎麦を作っているのは、大町にある倉科製粉所。大町駅から、商店街を抜け、白馬へ向かう方へ走っていくと、その製粉所があります。店頭販売もあります。店頭では、そば殻も売っていて、安くて驚きます。蕎麦枕復活させようかなぁ…。
ここの乾麺ですが、一番安い物で十分。バランスが良く、旨さが良く出ています。250g一把で200円~。日常のお蕎麦としては、理想的な価格です。我が家も、この200円の束を愛用しています。
今からの季節、このお蕎麦があれば安心です。私は、大根おろしをおろして、そのままめんつゆをちょっとかけて食べています。風味のしっかりしたお蕎麦ならではの食べ方だと思います。(普通の乾麺では、大根おろし味になって、美味しくないです)北信の方では、ネズミ大根(辛味大根)をおろして、めんつゆ代わりに使っているところがありますが、その真似事です。夏場ならではの食べ方ですね。
お素麺は、八ヶ岳の場合、平地ほど暑くないので、ちょっと腰がある程度の方が美味しく感じます。最近は有名処になってきましたが、富山県の大門素麺が一番と思っています。生産者によっての味の違いも大きく、好みに合う生産者の方を探すのも良いでしょう。
富山県は、意外に手延べ麺の宝庫で、この氷見うどんも絶品です。個人的には稲庭より好みです。(稲庭も好きですが、余りに高くなってしまい、手が出なくなってきました)美味しい菜種油が採れるエリアであることも、影響しているのでしょうか。
めんつゆは、面倒くさがらず、ダシから取った方が美味いに決まっています。でも、暑い時に早く冷たいつゆが欲しいですよね。そんなときに重宝するのが【こんぶ土居の十倍だし】。残念ながらインターネット販売は殆ど見かけません。山梨県内では、甲府の岡島百貨店の地下に売っています。(良い食品づくりの会のコーナーがあります)この十倍だし、お値段はちょっと高めですが、本当のまがい物でない素材から取った素晴らしい味わい。薄めるだけで、澄ましとして戴けるぐらい美味しいです。この十倍だしと、美味しい醤油、ちょっと煮きり味醂でもあれば完璧です。私は、干し椎茸の戻し汁で割って、醤油だけ…というのも好きです。
暑い夏、美味しい物で乗り切りましょう。
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