今年の八ヶ岳、ここ最近の冬より寒いようです。ここ最近も、お正月頃迄は結構寒くて、今年は寒いか!!と思っていたら、暖冬になってしまうことが多く、スキーへの盛り上がりも今ひとつ…と言う事が多かったのですが…。
こうなってくると、暖かい環境作りが重要です。まずは、一番の熱の出入り口になっている窓を対処することで、大きく変わります。昨今の最新サッシは性能が良くなり、3重ガラスに匹敵する性能をペアガラスで出してくるようになりました。その為、そういった高性能サッシを導入しているお宅では、余り効果が出ませんが、それ以外のサッシでは劇的な効果を生み出すのが『断熱スクリーン』といわれる商品です。
形状としてはプリーツブラインドという商品群に近い物です。使い方も特殊ではありません。日本国内では、ハンターダグラスというオランダのメーカーと、セイキ産業という網戸で有名なメーカーの2社が出しています。セイキの製品は、レール付きという商品があり、これが効果絶大。すきま風もキッチリ止めてくれるので、古いサッシでも絶大な効果を発揮します。費用対効果も高く、設置後の満足度が最も高い暖房対策用品と言えるでしょう。
オルケアで時々手がけるのが、基礎内断熱です。基礎内に土壌が見える場合には、床下側に施工しますが、現場吹き付け断熱を床下側から基礎内にかけて施工することで、大きく状況が変わります。多くのお宅では、基礎側より壁内に冷気が侵入していることが大半で、床下側や基礎内を吹き付け断熱することで、完全に止めてしまおうと言う発想です。暖房の効きが激変することが多く、こちらも環境が大きく変わるので好評です。(ただし、床下空間が狭い建物では施工ができません)
後は、快適な暖房器具でしょう。昨今では暖房エアコンの価格も下がってきたので、採用が増えてきました。外気が-25度でも、60度くらいの温風を供給する特殊なヒートポンプエンジンを搭載し、夏場は冷風も供給可能です。また、COP(ヒートポンプの効率指数)も飛躍的に良くなっているので、省エネ(創エネ)機器としても注目株です。灯油より安いランニングコストも魅力です。
温水ルームヒーターにもヒートポンプエンジンの物が出てきました。こちらも最大出力は7kw前後に止まりますが、システム化されており、使いやすいです。施工費が安くできるので、お奨めです。(ただし、冷房は出来ません)
最後はペレットストーブでしょうか。灯油高の現在、半分くらいのランニングコストで運用が出来、人気が高まっています。動作音が致命的ですが、それが気にならない環境であれば、十分に検討に値する機械です。灯油ストーブメーカーのトヨトミさんが扱う機種も多くなり、選択肢が広がりました。操作も簡単ですし、扱いやすい機械だと思います。
後は、着る物や寝具の工夫でしょう。最近ではマイクロファイバーの寝具も増えています。これは、布団に入るときの『ひやっ』が無く、ぽかぽかと暖かい事で定評があります。(静電気は製品によって有るようです)
オルケアの建物であれば、全館が同一温度で、少ないエネルギーコストで快適です。是非、寒い日に実感して戴けると幸いです。
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