オルケアでは忘年会を兼ねて、ちょっと研修旅行へ行ってきました。渥美半島の先端である伊良湖岬から船で15分の外洋にある孤島『神島』へ行ってきました。三島由紀夫さんの小説『潮騒』の舞台となった島ですが、外周が3.8kmと小さな島です。200世帯ほどのこぢんまりとしたところで、暖かいもてなしと、絶品の海鮮に酔って参りました。
今回は私が日頃から大変お世話になっている蒲郡プリンスホテルの元板長の方にご紹介頂いた民宿『なぎさ』さんへお世話になりました。通常は7000円/名のお宿のようですが、今回はお魚をグレードアップして頂き10000円/名のお食事にして頂きました。
今まで私が経験した色々な旅館やホテルを含め、ダントツの海鮮料理であったことは間違い有りません。コストパフォーマンスもしかりですが、様々なお料理の数々が美味しすぎます。まず、一個300g近い巨大なサザエの壺焼き。味が濃く、貝の美味さを恐縮して頂きました。中に大量に残った出汁がもったいなく、お酒を注いで頂いてしまいました。お刺身は、これまた巨大な伊勢エビとホラ貝の盛り込み、お祝いの席でもこれだけの大きさは見たことがない地物の真鯛と黒鯛(両方とも4kg強ではないでしょうか)、さらに大きなサザエが刺身となって盛り込まれています。それぞれの、鮮度も物も最高クラスなのですが、ここまでは序盤でした…
各自に見事なメバルの煮付け、伊勢エビの入った紙鍋、伊勢エビの焼き物、味の濃いタコの酢の物等々など。いずれもあっさりとした素材を全面に出した味付け。でも、酒飲みでも醤油が欲しいとは思わない絶妙の味。そうそう、フライに出た車エビとスズキも旨かったですね。あんなに上品で美味しい味わいに整えるとは、見事な物です。
素材も、目利きも素晴らしい上に、味付けがお見事なお宿でした。本当に美味しく、堪能させて頂きました。
釣り好きには堤防釣りで大物がねらえ、外海側では黒鯛やスズキなどの大型魚、内側では良い型の鰺などが楽しめるそうです。小型のスズキとかも上がるらしいです。十二分にお楽しみがある島です。
また、ハイキングも楽しそうです。潮騒の舞台を巡りつつ、風景の変化が激しい、島の南部は見応え十分。今回は日没で途中までしか行けませんでしたが、とても散歩の楽しい島です。人のいない海辺も有りますし、起伏も結構大きく、楽しみがいがあります。
大変にお薦めな島でした。私は、家族で必ず再訪したいと思っています。
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