一般の人間が生活する上で、使用するエネルギーの35~40%が冷暖房エネルギーと言う統計があります。北は北海道~南は沖縄までひとくくりにした数字ですから、八ヶ岳ではもう少し多いのかな…と思ったりしています。
給湯エネルギーまで含めれば、半分近くを暖房や給湯で使用している訳ですね。
ここからはシミュレーションの世界なのですが、のべ床30坪の二階建て住宅を仮定します。大泉・石堂付近(標高1000~1100m)の気候において、山梨県の次世代省エネ基準での断熱性能では室温を20度一定に保つのに1600~1850Lもの灯油を消費します。現在、オルケアで建築し、実験中の建物では山梨県での次世代省エネ基準の2.4倍以上の性能を持たせ、同じ室温を保つのに僅か250L程度の灯油で可能となっています。実際、現在の所では一ヶ月に灯油缶二つ程度のエネルギーコストで室温を22~23度に保って生活しています。
オルケアでは、もう一歩前進して、最終的には完全な無暖房での生活が出来るような方法へ向かっていこうと思っています。現在でも、無暖房住宅を標榜している工務店がありますが、あくまで甲府盆地や松本平野での気候において、かなり特殊な工法で建築しています。これではデザインや、間取り、予算にも制約を受けますので、もっと普遍的な工法で、自由度の高い形で実現できるように頑張らせて頂きます。
現在、実現できているQ=1の住宅(山梨県での次世代省エネ基準の2.4倍の断熱性能)では、今までの基準では考えられない快適さと、エコロジーな生活を実現します。何時でも見学できますので、お気軽にお越し下さい。
コメント