総務省側で、一般家庭から白熱球を無くして、全て電球型蛍光灯に切り替えようという動きが出始めています。改良が進んでいるとはいえ、まだ白熱球の暖かい光にはほど遠いだけに、なんだか手を着ける場所が違うように思えて仕方ない、この頃です。
八ヶ岳など寒冷地では、一般家庭で消費されるエネルギーの60%が暖房と言われています。確かに、エネルギーコストを考えても、冬期の暖房エネルギーの占める割合は凄い。断熱の手薄な建物では70%以上行くのでは…と思うほどです。
Co2を減らすためには、この部分の消費エネルギーを減らすことが一番効果的でもあり、快適な生活が実現する部分でもあり、一石二鳥の一番重要な部分なのです。また、リフォームでこの部分の性能を大幅にupすることも困難な部分です。理論的で効果的な断熱を、可能な限り行い、出来うる限りの性能を上げておくことで、最終的なCo2排出を大幅に低減することが可能です。
オルケアでの超省エネ実験棟になっている建物では、私を含めた夫婦と子供が2名、30坪ほどの延べ床面積で実際に生活をしています。今年は、ここ数年無かった冷え込みになった2月においても電気代が2万円足らずでした。この建物は、電気以外にエネルギーを使う事は有りません。暖房も炊事も給湯も何も全て電気です。(今で言うオール電化です)3月に入って、寒さが緩んだら13000円ぐらいに下がってしまいました。特殊な工法は使わず、現在の工法でどこまで断熱性能を上げられるか…と言うのを追求し、Q=1.015と言う性能数値を実現しています。予想された消費エネルギーとの誤差も数パーセントに止まっており、想定の性能が出ていることを実証しています。
これだけ少ないエネルギーで生活ができるのは、徹底した断熱と、燦々と降り注ぐ太陽エネルギーの有効な活用(太陽光発電は使っていません。効果的な窓配置と大きさによって、日中の陽光を活用しています)による賜物です。お財布に優しいだけでなく、環境にも優しく、さらには快適な生活が実現しています。
是非、この快適で超省エネの実際を見に来て下さい。常時、見学が可能な様にしています。また、様々なタイプの建物も出来てきています。色々なご要望に応じた仕様とデザインで、幅広いご要望にお応えしています。お越しをお待ちしています。
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