石油がガンガンあがっております。こういった物が投機的にここまであがることは、資本主義では仕方ないとは思えど、ちょっと納得のできにくい事象ですよね。でも、仕方ないので、冷静に今の相場で再考してみることにします。
灯油は1リッターで約8500kcalです。今の相場で行くとおおよそリッターあたり100円ですから、1000kcalあたりにに換算すると11.8円となります。
プロパンガスは1立米が28000kcalです。今の相場はおおよそ立米あたり350円ですので、1000kcalあたりに換算すると12.5円となります。
電気は1kwhが860kcalです。普通の従量電灯だと1kwhあたり22円程度ですので、1000kcalあたりに換算すると25.6円となります。(アラ!ずいぶん高いのね!!)
これらは、使用機器のロスを全く考慮せず、単純にカロリー単価に置き換えた数字です。意外と電気は高いですね。ところが…
深夜電力は1kwhあたり7.35円ですから1000kcalあたり8.6円となります。お安くなってしまいました。東京電力の電化上手というプランは、いかに深夜電力をうまく使うかが勝負です。
昔のように灯油が40円前後であれば、灯油がエネルギー源としては一番安かったのですね。昔のように戻ることは、なかなか期待できませんが、リッター70円ぐらいまで下がってくると安いエネルギー源として再び脚光を浴びそうです。
電気がすべてとは思いませんが、現在の省エネ電気設備の性能はすさまじく、エコキュートなどは1000kcalの電力投入に対し2000~3000kcalの熱を取り出す、ヒートポンプというシステムを使っています。ですから、圧倒的にランニングコストが安く、少ないエネルギーでお湯を作ることができます。暖房にも、このような機材が出始めています。また、電気機器の暖房などの多くは熱効率が100%です。(送電ロスはコストには関係ないので考慮していません)
時と場合によってうまく使い分ける必要があると思います。オルケアは多くの選択肢と最新の情報、かつ冷静な分析によって、最適なエネルギーと機器の選択をご案内しています。どうぞ、お気軽にお申し付けください。
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