衛星放送(BS)デジタルでの日本テレビで放送している番組ですが、毎度秀逸なのです。イタリアの本当に小さな村に住む普通の人をピックアップして、人間関係や日常生活を映す一時間番組ですが、内容のまとめ方が素晴らしい番組です。
イタリアの日常生活が手に取るように解るだけでなく、考え方や色々な特色などもしっかり捉えていて、見ていて飽きさせず、内容のある放送になっています。我が家では、必ず録画してライブラリにしていますが、何度見ても飽きませんし、三上博史のナレーションも静かで、嫌み無く素晴らしい。
NHKも『こんなステキなにっぽんが』という、なかなか素敵な番組をやっていますが、ここまで地元に密着していない。色々な著名人をレポーターに出すからだと思うのです。
先日は、イタリアの最北東部の街をクローズアップしていましたが、三十数年前の大地震の後の復興を含めた内容になっていて、日本との違いに驚き、ヨーロッパの奥深さを痛感した回でした。決して裕福では無いのに、美しい街並みを復活させる事への情熱と、人々の暖かさ。日本では、かつては有ったはずなのに、退化している部分が非常に色濃く滲み出た街でした。年に一回、役場の駐車場に設けられたテントでの食事会(パーティー)。これも考えさせられました。出てくるのは簡単なスナックとパン程度と、ジュース・ワイン・ビールだけなのですが、色々な考え抜きにして、色々な住民が一同に会し、親交を深める。新住民や、最高齢者のご紹介などもあって、大泉でもこういった形での何かが出来ればなぁ…と痛感しました。豪華にやることもなく、地元での産物と生産者の方の生産物だけで良いじゃないですか。ちょっと昼下がりにみんなで集まって、ご近所同士のつながりを深める…素晴らしい事だと思うのです。大泉でも、各地区別の開催なら簡単にできそうです。
オルケアも早い物で、もうすぐ丸五年。多くの方の移住や山荘のお手伝いをさせていただいてきましたが、今後はもっと幅を広げ、色々な形で地域の為に貢献していきたいと思っています。
昔、我が家の食卓、と言う本を見ました。阿佐田さんちの普通の食事とか、某宗教関係の会長( 現名誉会長 )の豪華な食卓とか、写真に写ってました。まあ、個人主義のヨーロッパなので、各自が好きな様にできますね。 日本なら、やはり各自の見栄が働くので、粗末な食べ物は、他人の手前、だれも持ち込まないでしょう。又、その場の会話も上っ面で終わるでしょうから、日本では実現性は、所詮見果てぬ夢ですね。
投稿情報: 葉茶取り庵 | 2009年6 月26日 (金) 04:18
葉茶取り庵 さん
こんにちは。コメント有り難うございます。日本も、飾りや量などにとらわれず、想いのこもった一品一品に、もう少し目を向ける時代が来て欲しいと思います。
まだまだ、安さ手軽さばかりがメインになっていて、残念に思うことが多いです。
投稿情報: allcare伊藤 | 2009年6 月26日 (金) 09:29