世の中【エコ】ばかりになりましたね。今年の流行色も【エコグリーン】とかいう話もありました。グリーンがエコに通ずるのか…これは何とも云えませんが、イメージ的には合うのでしょう。
身近なエコと言えば、最小限のエネルギーと物資で生活することが一番かと思います。家庭での生活エネルギーは、国内で消費されているエネルギーの実に1/3近くを占め、思いの外多くのエネルギーを消費しているのです。エネルギー白書をみれば良く解ります。運輸部門のエネルギーの多さも驚きましたが、それ以上に生活エネルギーは多く消費されています。
また、興味深いのは1990年から2005年の伸び率です。産業分野では殆ど増えておらず、運輸分野が1.2倍になっているのに対し、生活エネルギーは1.4倍と大きく伸びています。1990年と言えば、結構最近の話です。ここから1.4倍も伸びているのは驚異的な伸びと思いませんか?
多分、これは冷暖房関連の大きな伸びだと思うのです。都心部の異常な暑さによって、クーラーは今や必需品。無ければ生命の危険さえ感じる程ですよね。また、核家族化の進行で、エネルギー消費が伸びている側面も大きいようです。
八ヶ岳では、何より暖房です。国民生活審議会のレポートに興味深いデータがありました。北海道のエネルギー消費についてです。東北などに比べ、圧倒的に灯油に依存し、大量のエネルギーを消費している現状が如実に表れています。これは最低気温で札幌を下回る高冷地である八ヶ岳にもピッタリ当てはまりますし、月別の消費量を見てもなるほど、よく似た傾向を示しています。
八ヶ岳での多くの家庭では、冬になれば毎月一~二回はタンクに給油してもらうのが普通でした。これは灯油が安い時には、さほど気にならない事だったかも知れません。昔は、170L入れて満タンにしてもらっても7000円程度でしたから…。それが今や2万円弱するわけですから、おちおち出来なくなってしまいました。安ければ使って良いわけではありませんが、価格高騰と共に暖房にかかる費用へ注目が集まる様になったのは事実です。
しかし、一年で1000Lも灯油を使ってしまっては、お財布にも環境にも良いとは言い難いです。オルケアでの建物はプランや建物の大きさにも影響を受けますが、最小の物件では年間200L程で室温を22度に保つことが出来る建物も実現しています。オルケアの事務所は未だに無暖房で快適です。是非、この性能を実感して戴きたく、お越しをお待ちしております。
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