私が時々取り上げている【山形カロッツェリア】や【さらど協同組合】以外にも、素晴らしいお宿が沢山あったりで、本当に魅力が一杯の県だと思います。
最近では、すっかりイタリアンのカリスマになっている【アル ケッチャーノ】も山形・庄内なんですね。最近、TVでドキュメンタリーをしていましたが、本当に埋もれていた庄内の食材を掘り起こし、見事な感性と技術で料理に仕立てていらっしゃる。是非、一度行ってみたいお店であります。
量が取れないので有名じゃありませんが、鳥海山の豊かな湧き水が影響するのか、港では南海のシイラと北海のソイが一緒に水揚げされるような、不思議な海。庄内平野には、在来種の野菜が60種もあるとか…。赤いネギとかがあって、熱を入れるととろみと甘みが凄いらしい。有名な庄内地鶏だけでなく、料理人の世界で有名になったラム肉も、だだ茶豆を惜しみなく食べさせて育つモンだから、旨味が違いすぎ。これを広めたのも、このイタリアンレストランのオーナーシェフ奥田さんが、夜行バスで上京し、飛び込み営業してから火が付いたんです。凄い方がいらっしゃるなぁ。
お宿も素晴らしい所がたくさんあります。私はどうも最近の温泉旅館が好きになれないことが多いのですが、 天童荘は温泉の湯質が素晴らしく、お料理も感銘を受けた旅館の一つです。また行きたいと思う宿です。(お部屋は比較的普通ですし、お値段もその分控えめなのが嬉しい)この宿は、代理店経由より直接質素なお部屋を頼んだ方がお得かも知れません。
このほかにも、【アルケッチャーノ】から近い所に、名旅館【出羽屋】さんがあります。かつてはホンダ創始者の本田宗一郎さんが大ファンで、忙しい中ヘリコプターでいらっしゃっていたとか。それだけの価値が有る山菜料理が頂ける宿です。食事だけでも大丈夫です。
最近は、【湯どの庵】も評判よろしく、お値段もお手頃として、良く話題に出ます。小さな、心地よい宿が揃うのも、山形らしいというか…羨ましいですね。
本当に、不思議な魅力が詰まった場所の様です。
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