オルケアでは熱損失計算を通常工法の建物では全棟行っています。(ログは気密が基本的に難しいので、行っていません)熱損失計算を行っていると、屋根からどれだけ、壁からどれだけ…といった具合に熱がどこから逃げるのかの割合がよくわかるのです。
オルケアでは、現在樹脂サッシを標準的に使うようになってきました。これにより、飛躍的に窓の断熱性能が向上してきていますが、それでも窓からの放熱量は家全体の30%前後を占める事が多いです。窓面積の多いプランの場合は40%を超える事もあります。輸入住宅に多い、腰窓の小さな窓だけでのプランですと、簡単にその割合を減らす事が出来ますが、八ヶ岳では大きな窓は必須ですから、出来るだけ性能の良い窓を入れる事が重要です。
木製のトリプルガラスサッシも良いのですが、大半が回転式と日本人になじみの無いものが多く、かつ掃き出し窓になるとほぼ特注製品扱いで、非常に高額な物になります。(本国ではまず使われない製品です)一番の泣き所は、外へ滑り出す窓ばかりのため、網戸が室内側にならざるを得ず、開閉時に虫の進入を許してしまう事がある点です。意外に知られていないウィークポイントです。オルケアでは、適材適所での使用をお薦めしています。
ガラスの性能も重要です。ペアガラスといっても種類による性能差は倍以上あります。中にはトリプルガラスを凌駕するペアガラスもあります。(使えるサッシ枠は少ないですが)重くなるトリプルガラスを避け、高性能なペアガラスを使うのも方法です。
今ある窓の断熱性能アップには、断熱スクリーンが一番です。ガラスを入れ替えるより廉価で、飛躍的な効果が望めます。通常のペアガラスがトリプルガラス以上の性能にアップできます。(残念ながら、結露は止まりません。結露を減らすならガラス交換となります)
また、隙間も重要な要因です。隙間風がどれだけのエネルギー放出をしてしまっているか…これは、余り知られていませんが、実は凄いロスになります。最近、リフォームで床下の断熱改修を行った建物があります。床の冷えと湿気に悩まされていたのが一挙解決。しかも、暖房のスイッチが強から中で済むようになったと喜ばれています。
オルケアでは、隙間のない家造りに努力しています。北海道で要求されている一番厳しい隙間水準を大幅に上回る性能を出す事が出来ています。だからこその快適さ。これはオルケア事務所で実感できます。不思議なくらいの快適性です。お客様から、色々な業者さんも驚く性能です。是非、体感して戴きたい所です。
新築は勿論、リフォームによる改修での改善もお気軽にご相談下さい。住宅での省エネは、月々のランニングコストに直結します。是非この機会にご検討されてみては如何でしょうか。
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