雪道の運転に自信の無い方は、運転する前にルートを考えましょう。自分の技量や、車の性能を良く見極めてルート設定することが大事です。少々遠回りするのも、このときだけは良しとすべしです。結局、自分だけでなく、他人にも多いに迷惑を掛ける事態を引き起こしかねません。
2月初旬に相次いだ雪の時も、この道を走る事が必須??と思える車が、非常に条件の悪いルートを走っていて、危うく衝突するところでした。大泉セブンイレブンの東側からハム日和さん西へ抜けるルートでの出来事。私は登り、相手は下り。夜間の事でした。路面は4WDでも発進にコツがいるようなツルツルの全面アイスバーン。私は、対向車のライトを見付けて、この路面じゃ…と思って交差点の有るところで大きく避けて停車。所が、相手の車はまっすぐ降りて来るじゃありませんか。運転者は完全にパニックになっており、車両はスリップ。咄嗟に私が雪山に車を突っ込ませて避けたから衝突はしなかった物の、停車したままであれば接触は免れなかったでしょう。相手の車はそのまま路肩の雪山へ突っ込み、身動きできない様になったので、積載していたソフトロープで牽引し、救助しました。(何であんな所に止まってんのヨ!!と悪態をつかれたのには閉口しました)路面状況を読む自信が無ければ、県道28号へ迂回すれば何事もなかった筈です。
八ヶ岳で雪が降れば、出来るだけ標高が低く、日当たりの良い道路へ迂回する。これは鉄則です。
大泉から小淵沢へ行くなら、いつもはレインボーラインでしょうけど、スーパーひまわり前の県道608号線を使うのがセオリーです。レインボーラインは高低差のある所も多く、カーブも多い、陽当たりの悪い場所も多いので危険です。
大泉から長坂インターなどへ行くときは、県道28号線を活用しましょう。この線は日陰が殆ど無く、凍り付くことは希です。少し遠回りでも、県道28号線を使い、標高の低い県道608号か、さらに低い県道32号(長坂インター前の道)を使うのが利口です。
大雪の翌日、用事があって八ヶ岳高原道路(通称 鉢巻道路)へ出たら、見るからに運転が危ない県外ナンバーの車が多数走っているのに驚きました。一番標高が高く、一番危険な状態なのに、自殺行為としか思えません。立派な道を選べば大丈夫…と誤解しているのでしょう。とにかく標高を下げて移動することが重要です。鉢巻道路は標高1300m以上を走っています。県道608号は標高850~900m位を走ります。全く状況が違うのに…と思います。
雪のお出かけは、ルート設定を一考しましょう。事故防止への重要な一手です。
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