最近は上手じゃないドライバーが多くなって、雪道の運転が怖くなってきました。
まず、道路の真ん中を走ってきて避けようともしない車が増えました。県道28号を見ていても、明らかに轍が中央寄りに固まっている…運転の慣れた方や、重量の有る車は出来るだけ幅が取れるような運転を心がけるべきだと思うのですが。
次に車間を空けない車が増えました。特に下り坂では恐怖を感じます。
雪道、凍結路での運転の基本。
一番は、ハンドルを切る前にブレーキをかけ終えておくこと。これって意外と出来ていないのです。ハンドルを切ってのブレーキは最悪です。滑らずに通り抜けられるカーブもスリップしちゃう事があります。逆にハンドル切っている間は、ゆるくアクセルが踏めるぐらいがベストです。(踏みすぎ厳禁です。速度維持程度のアクセルです)その方が安定性が出ます。
軽乗用車の様に軽い車では轍を走るしかないという、仕方ない部分もありますが、走行ルートは通常通りで走るべきです。なぜ、真ん中寄りに走るのか…路肩に落とすより、遙かに危険な状況があると思うのですが。
お尻に神経を集中させて走る。滑らなくても、ツルツル路面の状況はお尻で解ると思います。滑ってからでは遅い。滑る前から路面状況は把握しておきたい物です。ちなみに、スリップしやすい路面状況は、ハンドルからは解りにくいと言われています。
身体が引っ張られる様な運転はしない。加減速やカーブで身体が引っ張られる様な運転をすると一発でスリップする事があります。あくまで、スムースに。
車間は十分に空ける。これは、空けすぎと言うことは無いと思います。極端な路面だと、50mくらいはABSがガリガリ言いながら滑っていく事があります。十分な車間を確保しましょう。ABSを過信しないことです。雪道では、往々にしてABS無しの方が止まりが良かったりします。
エンジンブレーキを過信しない。FFが雪道に強いと言われますが、これは発進時の事。エンブレは十分な注意が必要です。フットブレーキは4輪で止めに入りますが、エンジンブレーキは4WDでない限り、4輪で止まろうとしません。バランスを崩しやすいので、十分に注意して使いましょう。
4WDを過信しない。デフロック機能が付いていたり、駆動力を自動制御してくれるような高度な4WDが搭載されている車は少数派です。4WDにも色々あって、殆どは生活四駆と言われる簡易的な4WDです。これらは、ベースとなった車の駆動が強く、残りは補助的です。下のビデオではちょっと、馴染みの少ない車が登場しますが、本格的!!と見える4WD車が登れない坂を、ワゴン車が悠々と登っていく。これはもう完全な4WDの性能差です。
雪道では、余裕を持って、【かもしれない】運転を心がけましょう。
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