EU諸国では、急速に厚めの突き板建材が普及しています。床材などは5mm程度の厚めの突き板を貼った、複合フローリングが主流になりつつあります。日本にも、輸入が始まり、展示会等でも見かけることが多くなってきました。5mmもの厚みでの突き板ですと、張り上げたときの風合いは無垢のフロアと見分けをする事は出来ません。
逆に、下地の10mm程度は合板ですので、無垢特有の収縮等から解放されて、目地が空いたりという事象は無くなります。もちろんですが、床暖房にも対応幅が広がっていきます。(無垢で床暖房対応床材もありますが、ウレタン塗装でガチガチに固めた物か、極度に脱脂乾燥させた物となり、無垢材で床暖房対応=高級材というわけではありません)
地球の限りある資源を有効活用するためには、大トロの部分しか使えない、無節無垢材偏向から脱却を始めなくてはなりません。そういった意味では、このような突き板で、今までの1枚分から3枚分を作り出すというのは、大切な事ではないでしょうか。
日本では、極端に張り物を嫌う風潮があります。特に床材に関しては、抵抗感が強いようで、なかなか普及が進まないようです。UNIタイプという、1820mmの中で継ぎ目を入れて、4枚とか5枚くらいで1枚の床材を作り出す無垢の床材が安く出回っているのも原因かと思います。(実際、UNIタイプの床材の方が安いことが多い)
でも、そろそろ転換期ではないでしょうか。私の自宅は、全床でコルクを基材とし、一部はコルクに突き板を張って仕上げた床材を使っております。無垢の床材とは違う、柔らかい足の感触などを気に入っています。
オルケアでは、幅広い素材をご用意して、ご相談をお待ちしております。環境配慮商品や、森林認証商品など、色々選択肢はございます。環境だけで、耐久性に劣るようでは困りますので、しっかり吟味させて戴いた上で御案内させて戴いております。是非、お気軽にご相談ください。
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