つい先頃まで、残暑…と言っていたのが、もう朝には5度とか3度ですものね…感覚が追いつきません。でも、どんどん深まる秋です。
こうなると各所で出てくるのが暖房対策。今までの八ヶ岳では、灯油ボイラーを使った暖房機か、FF暖房機が主流です。でも、昨今の石油高で、価格は90円前後に固定気味。昔の2.5倍ですから、相当に堪えます。
今日は、その暖房システムのお話…
相変わらず、設置コストの安さと簡便さから灯油系の暖房機の需要は多いです。この10年で、FFは殆ど無くなり、温水ルームヒーターが多くなりました。FFはナショナルさんを始め、事故が多発し、現在生産しているメーカー自体が殆ど無くなってしまい、2社くらいしか作っていません。FFは風量が弱いのと、吹き出し温度が高いので、乾燥しやすく、頭暖足寒になりやすいのが欠点です。
一方で現在主流になってきているのが、温水ルームヒーター。富士通ゼネラルが先鞭を切って、コロナやノーリツなど、多くのメーカーが同じような製品をだしています。屋外の小型ボイラーで温水を作って、循環し、部屋に置いたファンコイルで温風を吹くシステムです。機器の価格も比較的こなれていて、出力の調整レンジが広く、最大出力が大きいのが特徴です。また、60~65度程度の温水から温風にしますので、乾燥が少なく、風量が大きいので、大きな部屋でもムラ無く暖めてくれるのが良いですね。
ただ、灯油のシステムは、効率面からは80%~90%に止まります。これが難点です。
これに代わって、最近出てきたのが、暖房エアコンです。-20度といった厳寒期でも60度前後の温風をコンスタントに供給出来る特殊なヒートポンプエンジンを搭載し、高効率が売りです。発売当初は高くて、話になりませんでしたが、かなり安くなって来たので、省エネである点から、採用が増えています。1000wの電力から3000w前後の熱を出しますので、効率面では圧倒的です。また、八ヶ岳も夏が暑くなってきているので、ちょっと冷房にも使えるので、人気です。現在、日立・三菱・パナソニックなどが、暖房エアコンを出しています。
また、暖房エアコンでは、床置き型があり、これは床下を配管するので、設置場所が外壁面に限定されず、便利です。また、温風の吹き出しが床面なので、足元が暖かくなって、良い感じです。
最近では、このような暖房が多くなりました。冬に向け、忙しくなっていきますので、対策はお早めに。
お世話になります。とても良い記事ですね。
投稿情報: エルメス | 2012年12 月14日 (金) 21:06