【節電】の世の中になって、石油ストーブが売れているそうです。例年は120~150万台の出荷だそうですが、昨年は270万台近く売れたそうです。
ここで出てくるのが、ストーブでの事故。結構うっかりが多いようで気をつけてください。燃料の間違い、キャップの閉め不足、整備不足等です。
安全に使えるように作られているとは言え、燃料と燃焼部が近いのが、多くの石油ストーブです。十分にお気をつけください。
また、昨今の高気密・高断熱住宅での宅内燃焼系ストーブのご利用はお奨め出来ません。FF式をお奨めします。燃焼ガスも全て室内に出るわけで、目に見えない煤が大量に室内に滞留します。人間だけでなく、建物にも良くありません。ちょっとお値段が高いですが、FF式か、ボイラー別体型の暖房をお奨めします。
最近は、FF式は少なくなり、温水ルームヒーターなどに代表されるボイラー別体型が多くなっています。設置コストは少しかかりますが、熱効率が良く、安全ですので、お奨めです。
なお、灯油等の燃焼系の暖房機は、熱効率は100%には到達しません。灯油系は、85~95%位です。ガスでは98%を超える物が出てきました。電気の暖房機は、ヒートポンプで300%を超える物が殆どです。マスコミでは【創エネ】という造語で表現していますが、飛躍的に技術が進化しています。電気を使う→悪という図式だけでなく、エネルギー効率を含めて、考えた方が、全体のエネルギー消費の改善になると思います。初期コストが、まだ高いですが、ヒートポンプ機器も考えていった方が良いと思います。
最近のヒートポンプ暖房機は、エアコンだけでなく、温水ルームヒーターや、温水暖房熱源機も出てきています。まだ、価格は少し高めですが、熱効率の良さで、数年でカバー出来る物も出てきています。十分検討に値する状況になっています。
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