3月の初旬に『パンスダース彗星』という彗星が明るくなるかも知れないそうです。max-4等星ですから、金星と同じくらいになるかも…との予測です。もし、-4等星クラスになれば、3月10日頃~4月20日頃迄、西~西北の空、夕方早い時間に彗星が見える可能性が高いようです。また、4月下旬には日の出前に北東方面に見える可能性もあるそうです。一番輝きを増すのは3月10日~20日頃だそうです。
ただ、出現するのが日の入り直後か日の出直前とあって、輝きが少ない場合は観測が難しいかも知れません。
12月には『アイソン彗星』というのが見えるようになるそうです。こちらはmax-10等星まで行く可能性があるそうで、本当にそこまで明るくなった場合には日中でも見えるような事があるかもしれません。12月頭から12月中旬まで、明け方の東の空に大きく出る予測がでています。期待十分です。
もう、17年も前ですが『百武彗星』が再接近したときの迫力は未だ忘れられません。古代の人たちが畏怖の念を持ったというのがよく分かる不気味さと美しさを目の当たりにしました。あの尾の長さは凄かったのですが、明るさは0等星クラスだったそうで、今回の彗星の方が明るくなる可能性があります。
ただ、彗星の明るさに関しては予測が非常に難しく、期待通りにならぬ事が多いそうです。太陽に近づいてみないと解らないそうで、どうなるでしょうか…。いずれにせよ、今年は彗星の年になりそうです。八ヶ岳は、西も東も空が広いので、観測には事欠きません。是非、双眼鏡等で見てみることにしましょう。
コメント