もう一年ほどまえでしょうか、南アルプス市にある大型ディスカウントストア『トライアル』の改装時に、旅行トランクが破格で出ていましたので、買ったのです。確か、100L弱の一番大型の物で3000円とかそんな次元だったと記憶しています。そのトランクを見たら、鍵穴はあるのに、鍵が付いてない…やられた~
と思ったら、その鍵穴はTSA鍵と言って、USAでの荷物検査の時しか使われない鍵だそうで、一般ユーザーはダイヤルロックだけでした…。全部では無いそうですが、X線で不審な荷物は構わず開封し、その際に『開封検査しました』という紙が入るそうです。TSA鍵が付いていないのにロックしているトランクはどうなるのか…壊されるそうですね。しかも、弁償はなし。かなり激しい破壊事例が、ネット上には報告されています。(団体旅行などでは、添乗員さんが、ロックするな…と指導するそうです。チェックインカウンターにも、ロックしないで!との告知が出ているようです)
で、最近はTSA鍵という物が標準的に付いているそうで…USAに用事の無い私は、全然知りませんでした。
所が、このTSA鍵、思わぬ落とし穴があるようです。USA在住の方の報告に多いのですが、TSA鍵の閉め忘れ。そうなんです、係官がTSA鍵を開けて、検査後にキーをロックの方へ戻してない場合…通常のダイヤルロックもキャンセルされてしまい、ロックがかからないトランクになってしまうそうです。しかも、TSA鍵は一般人の所持は出来ませんし、鍵屋さんでも所持はできないそうで…かなり困ったことになってしまうそうです。大体はロック交換に至るようです。
どうも、高級トランクを使っている方に多いようです。どうしても、検査される可能性が高い方が多いためでしょうか。
と言うことは、最善策として考えられるのは、トランク自体はロックしない。トランクベルトのTSA鍵付き(安いのは1000円位で売られています)を使用して、壊されようが、開けっ放しで返されてもベルトの交換で済むようにしておく…と言うのが良さそうです。
テロのせいで、アメリカには、事前登録が必要にはなるわ、変な鍵で悩まねばならんわ、面倒な時代になった物です…それにしても、TSA鍵、11種類もあるそうで…係官は11本も持っているんですかね…。
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