乗用車の進化…そんなに進んでいないと思っていました。しかしながら、今回の新世代ディーゼルを体験し、色々な技術者の方からお話しを伺うことが出来、進化にビックリ。
昔は、キャブで混合気をシリンダーに取り込んで爆発…というプロセスだったのが、現在ではシリンダーに直接燃料を吹くわけです。最新のディーゼルでは1回の爆発に対し最高で8回に分けて細かく燃料が吹けるそうです。しかも、その量や圧力が自在に変更出来るそうで…一分間に何千回転もするエンジンの中では、凄いことが起きているようです。
メルセデスは3000ccターボで、258馬力、実に63kg/mというトラック並みのトルクを発生。うかつに踏み込むと、シュートのサッカーボールの様に蹴ったくられた様な加速があります。100km/hまでの加速が5秒台と言いますから、そこら辺のスポーツカーでも太刀打ちできません。そんな性能を持ちながら、高速で流せば15~20km/lで巡航しちゃうそうです。
マツダのディーゼルも十二分なハイパワー。ガソリン車2500cc~3000ccクラスの動力性能を発揮します。上り坂などでの速度維持は余裕を感じます。しかもとても軽々していて、すべての動きが軽快です。鈍重で重工業的なディーゼルとは全く違う次元にいます。こちらは余裕で20キロオーバーだそうです。この軽さは凍結路でも強みになりますし、八ヶ岳での登坂は最強の組合せでしょう。
我慢を強いられない。財布にも、環境にも優しいエコカーが出来ているのですね。近日中には、もう少しコンパクトクラスのマツダ アクセラが発売となります。こちらでは4WDのディーゼルも出すそうで、期待十二分です。
凄い世界が始まっているように感じます。
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