世間の車はみんなハイブリッドになってしまいました…燃費では元が取れないのでありますが…。
しかし、家の断熱気密の性能アップは絶対元が取れるだけでなく、住まいの快適性も全然違ってくるので、遙かにコストパフォーマンスがよいことなのですが、なかなか普及しません。
まず、気密ですが、これはもうC=1を切る。これが重要なポイントになってきました。ここを境に、足下が冷える家かどうかが変わる重要な転換点になります。C=1を切れば、大きな吹き抜けをとっても快適です。
断熱は、やれるだけやる。できるだけやる。これが鉄則です。たとえば八ヶ岳で、山梨の次世代省エネクリア程度(この程度を確保した建物もまだ少ないです)の建物の場合は、場所にも建物形状にもよりますが、年間で灯油に換算して1500l位要求します。これが、北海道の次世代省エネクリア程度の性能を持たせると900l弱で済みます。オルケアの建物の場合は、もう少し性能を持たせるので700Lぐらいでしょうか。灯油は現在リッターが90円~100円ですので、年間で7万円から8万円差が出ます。
ここまでの性能アップにかかるコストは少ないものです。10年でエネルギーコストの差は70万から80万円!! 今以上にエネルギーコストが安くなることはないでしょうから、その差は大きいです。
仕上げや設備に凝るより、建物の性能に、もう少し目が向くといいのになぁ…と思うこの頃です。
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