サッシの性能に関しては、かなり来るところまで来だしたナ…という感じがしています。
LIXILさんがサーモスⅡ-Hや樹脂サッシのマイスター(トリプルマイスターなんかも出ていますね)、YKK APさんはAPW330に次いで、トリプルガラスのAPW430も出してきました。
トリプルガラスの優位性はよくわかるのですが、重量や開閉方法の制約、日光の入射を考えると、ホイホイ手を出す物でも無いかな…と思っています。オルケアの事務所では、断熱より防音が主な目的でトリプルガラスを採用していますが、最近のペアガラスの性能は、トリプルに匹敵する物も多く出ています。
ただ、快適性に意外と大きく影響するのが、枠温度なんですね。これは性能数値に出てこないために、中々わかりにくいところです。この枠温度が下がると、窓に近づくと『ヒヤッ』とした感じを受けやすいのです。
現在のところ、この枠温度が一番下がりにくいのがYKKの製品です。APWシリーズは、この部分に結構神経を使っているようで、かなり差があります。大泉の標高が1000m行かないところなどでは、差を実感しにくいかもしれませんが、もっと高い場所や、野辺山などでは差が出やすいでしょう。
ただ、LIXILさんのサーモスⅡ-Hのような、ガラス面積が非常に大きなサッシも魅力です。ここは、何を優先されるかで、チョイスが変わってくると思います。
性能数値に出ないところにも、いろいろ研究の目を向けて、製品を選んでいます。
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