基本的に、断熱性能は使用する断熱材の性能と厚みで決まります。
『??』表題と違うじゃん!! と思われるでしょうけど、そうなんです。でも、その断熱性能を100%発揮する施工がされているかどうかが、もっと重要なのです。さらに、適切な場所へ、キッチリと入れてあるかも重要なのです。
ある建物では、外壁面に断熱材は入っているのですが、床の根太部分から外壁内に外気が入り放題…なんてのも普通に良くある話です。
現在、オルケアがリフォーム中の物件では、小屋裏の外壁面に断熱材が入っていなかったり、入っている断熱材も殆どが縁の部分がつぶれていて、性能が出る状態ではありませんでした。繊維系の断熱材、つぶして入れてしまうと、性能の3割も断熱性能が出ないこともあります。こんなのでは、家が寒くなって当たり前。この時期、二階だけがムンムンになって当たり前です。
オルケアの建物では、使用した断熱材の性能を100%発揮するために、様々な工夫を施し、施工精度に関しても徹底して指導しています。ですから、そんな建物との性能差はスペックでは倍程度かもしれませんが、性能は3倍以上違うはずです。
残念ながら、断熱性能はスペックで表記されてしまうので、住んでみないと、その差が分かり難いのも事実。私の心の叫びは『こんな工事をしているのと比べて「高い」とか言われたくないゾ』…
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