朝夕の冷え込みと同時に、風景の色が急激に深緑から黄色に変わりつつあります。
こうなると、欲しくなるのが日本酒でしょう。美味しいアテと酒。ズルッと2~3時間くらいかけて、ゆっくりやりたい物です。お魚も美味しい季節になって、新鮮な鯵なんか見かければ、つい…
一升3000円以上出すと、それなりに美味しい酒がゴロゴロしている訳ですが、日本酒の世界は安くとも、素晴らしいのが結構あります。
私がCafeで常備しているのは、石川県の『菊姫』の『姫』。ここの蔵は、基本的にすべて山廃吟醸を行っているのが特徴で、芯のある芳醇系のお酒ばかり。その中でも、一番ベーシックなお酒が『姫』。菊姫の社長さんが、一番薦めるので、『冗談を…』と思って口にしましたが、エポックな味わいでした。冷やよし、燗よしで、いつも楽しめる良いお酒です。これで料理すると、グッと風味が引き立ち、上手になった気分。一升1600円ほどです。
もう一つ、メジャーブランドですが、同じ石川の『天狗舞』の普通酒も素晴らしい。こちらはキリリと、繊細で、淡麗辛口系です。何かのドキュメンタリーで、天狗舞の蔵人の方々が宴会時に普通酒を飲んでいるのが写っていて、気になっていたんですが、これまた美味しい。こちらも一升1700円ほど。
このほかにも、美味しい普通酒って結構あるもんです。
日本酒もワインと同じ醸造酒。扱いは意外とデリケートです。大切に扱って、美味しく飲みましょう。
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