池波正太郎氏がエッセイにも書いている中華料理店もある松本。(エッセイには竹乃家で登場しますが、現在は驪山と言う名前になっています)本当にグルメであり、文化が根付いた街だと感心します。
そんな中でも、居酒屋のレベルの高さは驚くほどで、有名処でも『きく蔵』や『しづか』、焼き鳥の『とり八』などは、地方都市とは思えない、充実した内容と味のレベルの高さを競っています。下手すると割烹か??と思う程の丁寧な仕事と、手間を掛けたメニューの数々は、飲む者だけで無く、食事目当てでも、感涙必至のレベルで競っているのが凄い。で、結構大きな居酒屋でも、客層が揃っていて、落ち着いて呑むことが出来るのも素晴らしい。
東京では、そのようなお店になると、それなりのお値段するし、他の地方都市でも、結構なお値段のお店で無いとなかなか無かったり…そういった意味では、非常に貴重な街ではないでしょうか。東北には、色々ありそうですが、西半分では、金沢・福岡・熊本以外では、あまり見かけません。
それもこれも、空襲を免れた珍しい街である事も一因でしょう。また、昔から民芸活動がさかんで、文化的にも高レベルでの研鑽が有り、大都市から適度な距離を置いていることが、このような独特の文化に成長したと思っています。
時々飲みに行きたいと思いつつ、なかなか行くことができません…
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