私どもも、専門メディアから流れてくる情報しかなく、自分の目で見てきた訳ではないのですが、一部報道で誤解を招くような表現が見られるので、御案内。
今回の熊本地震において、最新の基準で建築された建物で倒壊が出たというのは事実です。ただ、この建物が本当に基準通りに施工されたものかどうかは、解っていません。(其処までの調査がされていない状況)さらに、この建物が鋼管杭による、地盤改良を実施していたと言う事が判明しています。また、写真を見る限り、オルケアの建物の様な面構造との併用ではなく、従来通りの筋交いを使用した建物である事が解ります。筋交いが大きく破損していることも、写真でレポートされています。
2x4協会でも、現地視察を行っており、今後のレポートが待たれますが、今回の地震において、面構造での建物の被害状況が非常に気になっています。東日本大震災でも2万棟を超える調査の中で、面構造の建物は98%で補修無しで使用に支障なしだったそうで、面構造建物の地震での強さが実証されています。
オルケアでは、筋交いを使った従来の構造ではなく、面構造を使った木造住宅のみを扱っています。全棟構造計算により、デザインと構造の両立をはかり、裏付けのある強度確保を行っています。八ヶ岳でも、糸魚川-静岡構造線がいつ動くか解らぬ所でもあり、ぬかりない構造の確保を第一にしております。
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