世界的に針葉樹材の需給バランスの悪い状況が続いていて、木材市況は相変わらず非常に強い展開を続けています。業界最大手のトピックスをみても、非常に厳しい状況が見て取れます。有る程度メーカーサイドの情報ばかりが出ているとしても、現況の市況は書いてあるとおりで、しばらくは高止まりであることは間違い有りません。
合板に限らず、ここに来て構造材や様々な木材も高騰し始めています。ロシアの赤松が異常な高騰をしているのが大きな原因です。合板材料も80%近くをロシア赤松に頼っていたようです。ここに来て、一気に国内間伐材などにシフトを始めていますが、構造材はそうすぐにはいきません。市況概況を見ても厳しいコメントと、驚きの価格が出ています。(これらは市場での相場で、まとめ買いが原則、運賃も別途ですから、現場に来るときは、もっとコストが乗ってきます)
世界的に見ると、日本の地位は大きく下がってきていて、日本の購買力は低下しています。ですので、良い買い物が出来にくくなってきているのも大きいです。ログでも、フィンランドの輸出ランキングで、フランスに追い抜かれ、5位になってしまいました。だから、日本は大切なお客様では無くなってきています。
しばらくは、この様な厳しい状況での材料調達をして行かなくてはなりません。建築コストは5%upだけでも、100万円…等という大きな金額で出てきてしまいます。去年からの高騰分を合わせていきますと、既に10%近くになるのではないかと思います。住宅ローンの金利上昇も年初からジリジリ来ています。建てようかなぁ…と思われた方は早めが吉と思います。
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