最近はTVコマーシャルで盛んに外貼り断熱をやっていますね。東京などの平地では問題無いと思うのですが、八ヶ岳のような寒冷地になってくると、ちょっと問題なのです。
八ヶ岳での断熱を考えると有る程度の厚みは必要です。断熱材は発泡スチロールの板のような物ですから、加重を支えることは出来ません。断熱材の外側には通気層も必要ですから、躯体からは10cmぐらい離れたところに外壁材を固定しなくてはなりません。断熱パネルビスとかも出ていますが、地震の時の急激な加速度に耐えるのでしょうか?
窓だって、それだけ外へ出して行かなくてはなりません。これもそれなりの台をの上に載せて行かなくては外に出すことは出来ません。その部分の断熱はどうするのでしょうか?アルミサッシならば、枠が深い製品が出ているので、大丈夫ですが木製サッシなどは非常に厳しい状況になります。
殆ど報道されていませんが、十勝沖地震などでは外貼り断熱の家での外壁剥がれや窓の落下等が多くでて、問題になりました。東京などでは、ここまで厚い物を貼らなくても大丈夫なため問題視されていませんが、八ヶ岳となると北海道と同等です。やはり問題視して行かなくてはなりません。
オルケアでは、断熱の基本は内断熱を採用しています。外貼り断熱も併用していますが、あくまで付加としての薄手の物に控えています。内断熱は、隙間などが出やすいと言われますが、オルケアでは独自の断熱工法を採用し、しかも専門の職人が責任施工することで非常に熟練した技能で確実な施工をさせて頂いています。そのおかげで、仕様の性能が100%生かされ、極めて暖かい住宅が実現しています。
北海道での研修等にも参加し、正しい断熱の知識と理論を習得し、専門職人による断熱施工を行っているのはオルケアだけです。他社とは一線を画す、断熱性能を実感して頂きたいと思います。
今夏には最高性能を追求したモデルハウスも竣工します。こちらでの実際のデーターも含め、本ブログで順次お知らせさせて頂きます。
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