高機能ガスコンロ

世間ではＩＨヒーターが席巻していて、どうも元気のないガスコンロです…。なんででしょうね。確かに、オール電化は凄い勢いで普及していて、特に給湯コストの安さから『エコキュート』の普及ぶりには目を見張ります。一説には、山梨県の年間新築建築数4000～4500棟に対し、3500～3800台のエコキュートが入っているとか…?!。これと、ほぼセットで動いているのがIHヒーターです。やはり、『電化上手』＋全電化住宅割引（5%）を確保したい…という所が大きいですね。

別荘では、そんなに調理を行わないし、ガスの基本料金が勿体ないとのことで、IHヒーターの導入が増えています。確かに、IHヒーターを使えば多くの別荘ではガスが無くなりますし、設置に関してのコストは、５年分の基本料金でほぼ帳消しになってしまいます。これはこれで、なかなか意義のあることだと思います。

一方で負けていないのが、ガスコンロ。私も、個人的にはガスコンロが好きな方です。火を使った調理に慣れ親しんでいるからでしょうね。最新のガスコンロをちょっと研究してみたら、IHヒーターに負けない凄い機能が満載なのですね…

揚げ物温度保持機能…IHでも得意な機能として紹介されることが多いですが、ガスコンロにもしっかり付いています。十度単位で設定が可能で、きめの細かい温度管理をしてくれます。180℃に設定すれば、食材投入で湯温が下がれば自動的に火力が上がり、ほぼ一定に保つ様に自動でやってくれます。

自動湯わかし機能…これもガスコンロでも大丈夫。自動消火から、設定時間までの保温まで自由自在です。

炊飯機能…これって余り知られていませんが、美味しく炊けるそうです。IHでも付いている機能ですが、ガスの方が細かくコントロールしてくれます。つけ置きした物か、そうでない物かで炊き方を分けてくれるようです。我が家も、やっとこういった多機能型の調理器になるので、一度試してみようと思います。

自動消火や感震機能など、機能的には多機能IHとは差がありません。最近のバーナーは形状が工夫されていて、熱効率も良くなっています。火力も飛躍的に上がっていて、中華鍋などには最適な炎が出るようになっています。お料理好きにはたまりませんね。

お好みかとは思いますが、機能でIHを選ぶ時代ではなさそうです。機器の金額も安いのはガスです。IHの一番ベーシックなタイプの金額で、ガスでは最上位機種に近い物が手に入ります。この辺も見逃せないポイントですね。