物価高の今日この頃…八ヶ岳での生活ではふと気づいたら三倍に跳ね上がった灯油が一番のダメージですね。今の季節、欠かすことの出来ない物です。土曜日のJマートはオイルショックが来たかの様に灯油売り場に長蛇の列だったそうです。雪と冷え込みのダブルで買い込みが集中したようですね。
灯油ほどではありませんが、インフレ著しいのがワイン。物によっては倍近くまで跳ね上がっています。新興国の需要が強まっており、一部の銘柄ワインはとんでも無い価格になっています。超有名銘柄で行きますと『ロマネコンティ』などは大半のヴィンテージが100万円以上の大台に乗っちゃいました。以前は40~60万円で結構買うことが出来ていたのに…
シャンパンも値上がりが続いていて、昨年まで5万円も出せば買えた最高級銘柄がいきなり13万円とか…。レギュラークラスも、ちょっと前までは2000円台でも買えたのが、今では3000円台後半、時には4000円でも買えません。シャンパンしゃぶしゃぶが遠のきます。
そんな、値上がり時こそ美味しいワインを廉価で探してくる…ソムリエの腕の見せ所とまではいきませんが、幾つかご紹介します。
産地別では白ワインでは『サンセール』『シャブリ』あたりが狙い頃。赤ワインでは『シャトー・ヌフ・デ・パフ』や『ムーラン・ナ・ヴァン』、『ジュブレ・シャンベルタン』あたりには価格に比して良い物が結構あります。いずれの産地でも4000円以上となれば割安感はありませんので…。2000~3000円台で探しましょう。
個別銘柄はなかなか一期一会ですから、もっとランクを下げて、量産安定クラスをご紹介せざるを得ません。1000円台の中では『ムーランディッサン』(シャトー・ディッサンのセカンド)やチリの『カリテラ』あたりが入手も出来やすく美味しいです。白は弱い物が多く、スパークリングの方が楽しめる物が多いように思います。CAVAなどは安定した物が多く、失敗が少ないです。1000~1400円ぐらいで手に入ります。シャンパンしゃぶしゃぶのシャンパン代わりにも使えます。
料理にもデイリーワインにも…と幅を広げるならば、パック・イン・ボックスと言われる箱入りワインが良いでしょう。紙箱の中が、レトルトのようなアルミパックになっていて、開封しても空気に触れず、一ヶ月は十分に楽しめるワインです。スキなときに、スキなだけ蛇口から出せる便利なワインですから、お料理にちょいちょい使ったりと重宝します。大きさもかさばらないのも嬉しい。八ヶ岳では、キララ(スーパー オギノ)の酒屋にもありますが、フランジアという銘柄で、味的におすすめできません。東京の明治屋さんに売っている物が美味しいですね。通販でも取り扱いが多い商材ですので、探して見るも楽しいでしょう。
日本酒は常備していても、ワインはなかなか…と思っていた方には最適なBOX入りワイン。一度つかうと便利でやめられません。餃子を焼くにも白ワインを使って、バルサミコで食すのもオツです。(タイムリーな話題ですみません)貝類も白ワインと相性良いですからね。一度、お試し下さい。
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