高原生活での給湯方法は色々です。今までは、灯油が一番安かったので、灯油ボイラーを選択する事が一般的でした。ほんの3~4年前はリッター30円台だったですからね。機械も安く、他の選択肢は考えられませんでした。
現在では電気式を使うことが多くなっています。電気式にも方式が二つあり、電気温水機とエコキュートがあります。
電気温水機は、電気の熱で暖める方法で、深夜電力の安い単価を使う機械です。電気発熱を活用する為、省エネ機器ではありません。(ロスとして捨てている深夜電力を活用すると考えれば省エネですかね…ちょっと無理有りますね)
エコキュートは同じく深夜電力を使って安いエネルギー単価を活用するのですが、それ以上にヒートポンプという機械を使い、1000wの電気で3000w以上(理想の気温で)の熱を取り出すため、非常に省エネ効果の高い機械です。ただ、機械が比較的高いのと、可動部分が多いため、信頼性や音の面で気になる部分です。でも、圧倒的にランニングコストが安く、実際に使ってみても驚くほどです。
現在の省エネ事情から行くと、エコキュートを出来るだけ使いたいのですが、永住でない限りお奨めできない事情があります。エコキュートも電気温水機もお湯を深夜電力で沸かして、ためておくので、山荘利用などでは何日も貯めておいた物使うわけで、お奨めできないのです。電気温水器は、日立さんが唯一直圧式と言って、貯めたお湯は熱源として、新鮮な水道水を熱交換機で温めて給水する物を出しています。オルケアではこの機種をよく使っています。
エコキュートは残念ながら直圧式で寒冷地用の発売が無く、現在お奨めしていません。寒冷地用はまだまだ機種が少なく、選択肢が限られています。また、メーカーによっても性能差がまだまだ大きな部分で、オルケアでも慎重に機種選びを行っています。
同じ寒冷地用でも、想定気温がマイナス15度のメーカーや、マイナス20度のメーカーもあり、設置標高や、ロケーションでの慎重な選択が必要です。この辺は、常時商品研究を怠らず、的確な商品選択が出来るかどうか、私たちの腕の見せ所でもあります。オルケアでは、東京電力さんとも常時強力な協力関係にあり、最新の情報と判断材料がいち早く入ってきます。
色々な方式での試算やシミュレーション能力、豊富な提案能力は、豊富な商品知識が合ってからこそ。オルケアは自信を持ってご提案します。お気軽に御相談いただけると幸いです。
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