オルケアスタッフとお施主様にはコアな日本酒ファンが多いので私が書くような話題では無いですが、良く訊かれますので、ここにまとめておきます。
実は山梨は良質な地酒が多く、意外と楽しめます。
大泉と言えば『谷桜』ですね。コアな方々には、なかなか支持が集まらなかった谷桜ですが、数年前にリリースされた『きもと造り』のシリーズで大きな変化が出ています。本醸造が『櫻守』。純米が『櫻舞』。櫻守はワンカップでも発売されており、スーパーひまわりでも、気軽に買えます。でも、真打ちは『櫻舞』です。ぬる燗もよし、冷やも、冷酒も良し。旨みがふくよかで奥深く、じっくりと楽しめるお酒です。
最近私が一番お気に入りなのは、南アルプスの銘酒『春鶯囀』(しゅんのうてん)というお酒です。ここの純米酒は、太く柔らかな芯を感じながら、スッと消えていくタイプ。これまた、燗でも、冷やでも冷酒でも万能です。純米酒は1升瓶で2400円弱で、比較的お手頃なのも嬉しいですね。
私は飲んだこと無いのですが、笹子トンネルの東側にある『笹一』の銘柄にも、素晴らしい物があるそうです。(生産が少なく、なかなか入手が難しいとか)
このほかには、諏訪にも銘酒がずらり。真澄や神渡といった定番以外にも、ダイヤ菊にも蔵でしか買えない原酒があって、凄いパンチがある銘柄があったりします。近場で、良い酒が多い八ヶ岳です。
あと、忘れてはいけないのは、この時季はスーパーひまわりなどに、美味しい酒粕が出回ります。もう、少ないかも知れませんが、蔵には大吟醸粕もあり、焼いて食べるには最高の一品。まだ、寒の戻りもあると思います。そんな夜には、濃厚な粕汁で暖まりたいですね。近年は、フードプロセッサにかけた、酒粕ポタージュの様な粕汁が多いですが、私はちょっと粒を感じる程度の物が好きです。
ワインだけではなく、美味しい日本酒でも多彩な山梨県。是非、色々と楽しんでみてください。
初めまして、いつも興味深く読ませていただいています。
先だっては、谷桜の蔵開きに行ってきました。以前普通酒を呑んで正直あまりいい印象は持っていなかったのですが、美味しかったので見直しました。
今週末3/21は、上諏訪街道呑みあるきイベントですね。
投稿情報: うめいち | 2009年3 月18日 (水) 08:25
うめいちsan コメントありがとうございます。
私も、数年前までは良い印象が無かったのです。特に冷酒の生酒は…。ラベルが変わった辺りから、ちょっと内容も変わったかな…と思っていましたが、【きもと造り】のシリーズが出て、大きく変化したな…と確信しました。
地元の蔵ですから、頑張って欲しいですね。皆さんで応援しましょう。
投稿情報: allcare伊藤 | 2009年3 月19日 (木) 08:51