八ヶ岳もハイブリット車が多くなってきました。でも、価格が下がってきたとはいえ、まだまだ高いのと4輪駆動のハイブリットが非常に少ないのが現状です。
車の乗り方で大きく燃費が変動するので、運転する方によって大きく数字が変わりますが、概して八ヶ岳で燃費の良い車…というのは、世間一般とは少々異なるようです。なぜなら、ストップ&ゴーが極めて少ない事、異常に長いきつい上り坂…という2点に尽きます。
ハイブリット車が本領を発揮するのは、渋滞の多い都心部です。市街地では圧倒的な燃費の差を発揮しますが、八ヶ岳で乗っていると圧倒的な燃費までは感じず、程々のゆとり有るトルクを持った車の方が燃費的に意外といい時があります。今後、次々と出てくる新世代ディーゼル車の方が優位に立つと思います。八ヶ岳の長い上り坂に対しては、トルクを生かし、低いエンジン回転で上れる車がいいと思います。
八ヶ岳の場合、何よりも冬への備えが大切です。雪は心配が少ないのですが、凍結路での運転のしやすさが事故回避の重要なポイントです。凍結路を運転しよい車の条件は、4輪駆動車であることに加え、車重が軽くなくてはなりません。重たい車は、滑ると止まらず、非常に難儀な事態に陥ることが多いです。そのため、いわゆるクロカン車は、あまり八ヶ岳には向かないことが多いです。ライトクロカンと言われる車の方が使いやすいことが多いです。
八ヶ岳ではスバルの車が非常に多いと思います。スバルの車は、4WDの仕組みの優位性だけでなく、車重が軽く、非常に運転が楽だというのが定評になっています。また、スバルの車はVDCという横滑り防止装置の装着率が高く、凍結路での安心感が全く違います。
凍結路に限らず、横滑り防止装置は非常に有用な装置になっており、私はエアバックをあちこちに付けるより、重要な装置は無いかと思っています。何故か、日本では全く普及が進んでいなくて、知られていませんが、非常に重要な動きをする装置です。詳しい説明はESC普及委員会のホームページを御覧ください。
2000年になる前より、メルセデスでは全車標準化となり、多くの欧州車では標準化しています。そのため、欧州での装着率は半分を超えているそうです。トヨタも2010年頃までに標準化…と報じられた時もありましたが、現在の状況を見る限りは非常に怪しいです。
市街地では、その恩恵にあずかることは少ないと思いますが、八ヶ岳では大活躍間違い無しのデバイスです。燃費が良く、横滑り防止装置が付いている車を探すことが重要です。ハイブリットではエスティマ・アルファード・ハリヤー等は全車横滑り防止装置が付いているそうです。スバルでも、標準化が進んでおり、新型フォレスターにも装着が進んでいるとか。オルケアで使用しておりますレガシーにも装着されています。(2000年以降のレガシーのノンターボ車は飛躍的に燃費がよいです。特に2003年以降のモデルの2500ccノンターボ車は驚きの燃費だそうです。)
高原での車選びは、市街地とはかなり違った側面があります。是非、慎重に間違いの無い車選びをされて下さい。
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