毎年恒例になりました『良い食品づくりの会』の『食の博覧会』が5月30日・31日に清泉寮牧草地で開かれます。全国の志有る食品生産者が一同に集うこの催しも6回目になります。ご近所で、この様な催しが行われるのは嬉しい限り。
私は、長野善光寺門前『すや亀』さんのお味噌や、『一之蔵』さんの甘酒、『昆布 土居』さんの色々などなど、普段は取り寄せになる物がどどっと集まるのです。しかも、情熱あふれる作り手の方々が一同に会す貴重なチャンスです。直接お話も伺えますし、いつも勉強になる事が多いイベントです。
もっと人が集まっておかしくないと思うのですが、なかなか関心が低いのか、どうなのか。割と閑散としていることが多いのであります。告知の問題も大きいでしょう。(北杜市に、この様なイベントカレンダーの集大成をお願いしたい物です。北杜市のHPにあるイベントカレンダーには直近の物しか出ていなくて、受動的な体制であることがありありです)
意外と色々と試供品やセミナー参加賞なども有るようですので、行ってみられると良いと思います。普段、何気なく使っている物を見直す良い機会だと思います。私の必携アイテムである、『昆布 土居』の十倍出汁などは、普通にスーパーで売られている『白だし』や『めんつゆ』が如何に違う物で作られているか、本来の味と違う物か、如実に解る逸品です。10倍出汁ですから、瓶で買うと高いなぁ…と思っても、実際にはさほどでは無いのです。旨みの凝縮度も凄い物で、薄めるだけで『おすまし』になる程です。
ここの博覧会に出ている味醂だって、別格です。キッチンドリンカーを薦めるわけではありませんが、飲んで美味い味醂なのです。世間には飲めた物では無い味醂が横行していますが、ここで出てくる味醂は飲んで『ウマ~』の味醂です。私はこの様な味醂を、世界に誇れる日本のリキュールだと思っています。凄く上品なデザートになりますよ。今回の博覧会にも来られると思いますが、白扇酒造さんの福来純の古々味醂は10年物。凝縮した旨みは飲むものを圧倒します。鰻のタレなどにチョイと使うだけで風味が増す、魔法の味醂です。
この様な素晴らしい物が集う、長く続けて欲しい、清泉寮での素晴らしいイベントです。
コメント