身近な医療の相談や、日々の生活でのポイントなどを的確に教えてくれるお医者さんというのは意外と少ないですが、八ヶ岳には心強い味方がいます。もう、隠居して長いのですが、私の父は長年産婦人科・小児科医として医療の最前線(最新技術の方では無く、臨床の最前線です)に立ってきました。
ついに来たか…という感じの新型インフルエンザですが、日本での予防意識がかなり違う事へ違和感を感じているようです。専門家の立場からの、本当の予防方法を聞いてみました。
・何時でもマスクをする事は無いが、都心など人混みや列車、バスなどに乗る時は着用した方が良いそうです。(ホコリや、飛沫を吸引する可能性を減らす)
・外出したら、手洗い&消毒をするまでは、首から上を絶対に触らないこと。これが最大の予防だそうです。粘膜からウイルスは入ってくるそうで、手に付いただけでは感染しないけど、鼻を触ったり、目をこすったりする事で感染するそうです。現在、ハンディーの消毒液は完全売り切れ状態のようなので、エタノールをハンディーのスプレーに入れて持ち歩くのも方法でしょう。
・これは普段でも重要ですが、外出着と部屋着と分けること。これは、外部のホコリを室内に持ち込まない最大の方法だそうです。
・室内の加湿。これも重要だそうです。乾燥すると、空気中を浮遊することが多くなるだけでなく、粘膜に付着したときに増殖しやすくなるようです。 三菱のこの加湿器なら、一時間に1200mlもの加湿を行い、動作音も小さめです。家庭用とすると最大規模の加湿器です。この様な加湿器で、十分加湿し浮遊するウイルスに早く落ちて貰いましょう。
・手洗いには、殺菌力のある、薬用石けんをお奨め。普通の石けんでも良いが、殺菌効果は少ない。また、石けんの置き場環境を気をつける必要があるので、ポンプ式の液体石けんが良い。通常の石けん置きを使っていると意外と雑菌の巣窟になっている事が多いそうです。
・手洗いはまんべんなく、手首上までだそうです。指の間、爪部分など、見落としがちな部分もしっかり洗浄する必要があるそうです。
・うがいの慣行。消毒液でも良いが、濃いめの塩水、塩を入れた番茶でもOK。消毒液では、アズレンスルホン酸系の物が良い。ただ、薬局で売っているのは、かなり濃度が薄いので、気持ち程度の効果では??でも、日常から、きつい消毒薬を常用する事はお奨めしにくいので、塩水系がお奨めだそうです。
以上、インフルエンザ対策の基本でした。手を消毒するまでは、首から上を触らない…これは時々、結構辛い状況もありそうですね。気をつけなくてはなりません。私は、昔のバーテンダー時代にお客様の前では首から上を触らない…という習慣があったので、比較的意識は切り替えやすいですが、普通の方には難しいハードルかも知れません。
後は何より、身体の抵抗力を強めておくこと。陰陽五行での見方をすると、出来るだけ身体は陽性に。ジュースやアイス、甘い物、お酒等を控え、陰性にならぬように気をつけなくてはいけません。後は運動で、呼吸器をしっかり鍛えましょう。新型インフルエンザに負けない体力作りが大切です。
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