最近、TVでも盛んに言っているので知っている方も多いでしょうけど…
コンセントの雷対策は個別でも色々と部材が出始めていますが、何分アースを確保することが難しく、決定打に欠ける場合が殆どです。一番効果的と言われ始めているのが、配電盤の中の漏電ブレーカーの所に設置する通称『アレスタ』と言われる機械。これは、おおよそ250V以上の電圧がかかると、アース(単独アースが望ましいそうです)へ逃がしブレーカーを遮断する機械でして、最近のコンパクト型分電盤には比較的簡単に取付が可能です。(使用容量によって金額は大きく変わるそうです)単独で、アースを持つことで、効果的にサージを逃がす効果が有り、新たにアース工事をせねばなりませんが、現状では一番効果的でしょう。
この機械、後付も可能ですので、お気軽にご相談下さい。
ただし、100%ではないので、各コンセントでも対策を取っておくことが重要です。
また、意外と盲点になっているのが、電話線とLANだそうです。無線LANの場合は関係有りませんが、有線LANを使っている場合は、雷が近くを抜ける時の電磁波で過剰な電圧がLANケーブルを走り抜ける事が有るようです。これは、PCへの入口や、ハブの入口にサージプロテクターを設置することで、効果的に避けることが出来る様です。
あと、電話線ですね。電話は通常50V弱程度の電圧しかかかっていないため、雷の電圧がチョイとでも入ると結構なダメージです。こちらも、サージプロテクターという物が幾つか発売されていますので、気休めと思って入れておくことに越したことはありません。
TVの同軸ケーブルからの雷も有るようです。最近はCATV線からの雷侵入も有るようです。こちらもサージプロテクタが発売されていますので、設置しておくと良いかもしれません。
これらに関しては、出来るだけ集約し、1カ所から最短距離で効果的なアースを取れる配線計画も重要なようです。
雷被害については、意外と見逃されています。八ヶ岳も、高原エリアでもあり、落雷は少なくありません。色々対策を取っておかねばなりません。オルケアでも、日々研究を重ね、最適な対策をご提案出来る様に頑張っています。お気軽にご相談下さい。
実は、アースも曲者なんです。
障害波がアース線を伝わって進入するケースもあります。
雷被害は場所々で進入経路がきまりますのでそこを重点的に対策するのがベストだと思います。
でもこれって一度被害に会わないと解りませんよね。
投稿情報: きた | 2009年8 月 4日 (火) 10:38
きたsan こんにちは。
昨年の大被害はすさまじかったですから、貴重な経験者のコメントです。
アースから侵入って、対策が相当大変そうですね…アレスタなどは、5.5■のアースを接続などと、かなり太い線を要求しているだけに、逆流の被害は怖そうです。
至近直撃はどうにもならない…と言うところなのでしょうか。
投稿情報: allcare伊藤 | 2009年8 月 8日 (土) 17:12
本来加入者電話線は、一応各家の外側で避雷器を挿入して接地することになってます。家の外側にあるねずみ色の円筒状のケースがそれです。
でも、電話線からのサージは良く言われてますよね。何故でしょうね?
投稿情報: みた | 2009年8 月15日 (土) 20:40
みたsan こんにちは。コメント有り難うございます。
保安器と言われる機械で、一応守られているようですが、やはり万全では無いようですね。
この夏に清里の森内で大きな被害を出した落雷もCATVからのサージが原因だそうです。CATVも同様の保安器経由なのですが、TVを経由し、家中のコンセントが黒く焦げるほどの被害だったそうです。
直近でやられると、何でも無理…とも言われますが、出来る限りだけはしておくのも悪くないと思います。
投稿情報: allcare伊藤 | 2009年8 月16日 (日) 09:31