だんだんと、朝の寒さが本格的になってきました。今年は、紅葉に期待ができそうですね。
今までは、圧倒的に灯油依存だった寒冷地のエネルギー事情もかなり変化してきています。今までは熱効率の面では横一線に近い物がありましたので、エネルギー単価の安い灯油に偏るのは当然でしたが、近年ヒートポンプという魔法のような電気製品の登場で、変化が出てきました。
ヒートポンプを使った代表格がエコキュートやエアコンです。最近では、これ以外にも使われるようになっており、暖房の分野にも多くなってきました。
ヒートポンプは、大気熱を活用し、消費電力以上の熱を取り出す機械です。年々効率が良くなっており、近年ではCOPと言われる効率を示す指数が4.0を超えるのが当たり前になってきています。条件が揃えば、1000wの電力で4000w相当の熱が出せる効率となります。
ただ、気温が極端に下がると効率が悪くなるのが欠点で、寒冷地にしっかり対応している機種を選ばないと、実は非効率…なんて事にもなりかねません。
床暖房を中心に三菱の【エコヌクール】という熱源機が有名です。この機種は、寒冷地にもかなり強く、低温でも出力の低下は少ない機種ですし、効率低下も少ない機種です。
今年、灯油ボイラーメーカーのコロナさんが出してきた【エコ暖】というシリーズは、まだ低温時の効率低下が大きく、もう少し改良を待ちたいところです。東京や、平野部では十分使える瀬能を持っており、高い効率で省エネに貢献する機種です。八ヶ岳では、ちょっと十分ではありません。もう少し、改良を待ちましょう。(標高が700mを下るようなエリアでは、検討されても良いと思います)
超高効率で、他の追随を許さないヒートポンプ。改良と開発が進み、今後は八ヶ岳でも暖房のメインストームになってくるでしょう。オルケアの事務所では、一足早く2年以上前から、ヒートポンプ式の熱源機【エコヌクール】を使用中です。高温水は無理ですが、非常に省エネ能力が凄く、低ランニングコストで運用中です。オルケアの超高断熱建物では、低温水での暖房が非常に心地よく、快適性も良くてお薦めです。
これからのシーズン、是非実感して頂きたく、お待ちしております。
コメント