我が家で乗っている前の型のレガシーアウトバックには、燃費計と言う物がついています。これが、意外と正確で、満タン法で割り戻した燃費と数パーセント程度の差違しか出ないのです。
この燃費計を活用していて、家内は『全然燃費が良くない…』とのたまいます。確かに10km/l行かせるのが精一杯といった状況のようで、時に9.8km/lなんて時もあります。原因は解っていて、エンジンをかけて、数キロしか乗らないチョイ乗りが多い事が一番。二番は運転方法だと思います。
最近の車は、暖気しないうちは、かなり濃いガソリンを噴く設定になっているようで、十分な暖気をしないままに負荷をかけると、相当に燃費が悪くなります。そのため、チョイ乗りは一番燃費に響くのですね…。ほとんど、常時暖気不十分で走っているような物ですから。まして、上り坂の発進となれば…。
次は、運転方法です。
先日、浜松を往復するときに、周囲に迷惑にならない運転で、どこまで燃費が出せるか試してみました。そうしたら、550kmの全行程で14km/lを記録。山を下る一方の行きしなは17km/lという驚異的数字をたたき出しました。普段でも高速道路を、追い越し車線ペースで行っても13km/l弱、相当に飛ばしても10km/lを切ることはありません。一般道を使ってのドライブでも、13km/l台を維持することは、さほどの苦労もなくできます。2500ccの常時4WDとしては、かなり優秀な燃費と言えると思います。それが、10km/l維持で文句が出るのですから、何に違いがあるのか…運転方法ですね。
何に気を使って運転するか。一番は加速時の踏み込みを控えめに滑らかな加速を心がけること。二番は一定速度で走ること。三番は先読み運転で、無用な加速や速度維持を避けること。これだけです。
なんと言っても、急加速。これが一番大食いです。無用な急加速は勿論ですが、いつもの発進を心持ちゆっくり目にするだけで、燃費は激変します。また、コース設定でもできるだけ、ストップ&ゴーの少ないルートを取ることが重要になります。渋滞続きでは、どんな車でも燃費悪くなりますよね。
次に、乗っている車の経済速度を知り、その速度で一定に走ること。国産車の大半は60kmを経済速度に設定していることが多く、この速度を維持する事が、燃費向上のポイントになります。大半の国産車では100kmを超える速度では、大幅に燃費低下が見られます。ですので、高速での飛ばしすぎは、燃費低下を招くのです。(欧州車はちょっと違うのですが…)一般道でも、無用に出しすぎは禁物です。60kmぐらいで、スーッと流すのが一番経済的です。
燃費の良い車に乗っても、運転方法一つで普通の車並みになってしまう事もあり。一方で、普通の車でも乗り方一つで思ったより伸びる場合もあり。ちょっとした心がけ一つで変わる燃費。ちょっとだけ、気をつけて見てください。
コメント