八ヶ岳暮らしの中で気をつけること。これは、近年気になり始めていることです。
都会と違い、田舎で暮らすと言うことは、生活共同体の中に入ることでもあり、お互いが譲り合い、助け合いで暮らすことが第一前提です。自分に何の利が無くとも、地域のためなら…と思う心が無い方には、田舎暮らしはできません。大泉にも、そういった心の無い方が散見されるようになってきたのには、本当に残念でもあり、お考えを改めて戴きたいと願うばかりです。
その一例が消防団。北杜市は、韮崎を含め、峡北広域消防の管轄エリアで、大泉の場合は八ヶ岳パーキングエリアの近くにある分署か、高根箕輪の国道沿いにある分署からの出動になります。いずれも距離があり、特に初期消火には消防団の役割は欠かせません。また、人数が少ない消防を助けるべく、各地域の消防団が助け合って、消火作業を行うのは当然のこととなっています。こういったときには、日々の訓練や練習の賜物で、異なる消防団であっても、連携プレーが見事に出来、被害を最小限にとどめることが出来ています。
その消防団ですが、普段から訓練や、防火水槽の水の入れ替えなどを地域の若手が中心になって行っています。その労力と時間は多大な物で、休日を丸々使っての活動を行っています。しかし、年々行政からの補助も乏しくなり、運営は非常に厳しい物になっています。それを補うべく、消防団の協力金をお願いしていますが、最近はNHKの受信料並みに門前払いを受けることが多くなっています。非常に残念なことです。
このほかにも、自分の主張だけ言い張って、なんの協力も譲歩もされない方が多くなっているように思います。大変残念ではありますが、八ヶ岳の素敵な環境を維持するためにも、皆さんには広い気持ちで、お越しいただきたいと思っています。
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