よく、加工食品でモンドセレクション受賞とか金賞受賞などと言った賞品を見かけませんでしょうか。私も、飲食業界に入る前は、なんぞ権威のある品評会のような物でのゴールドメダルか何か…と思っていました。
でも、違うのですよね。ある意味、認証制度の様な物で、相対評価による金賞ではなく、絶対評価な為、出品された全品が金賞ということも有るのです。評価基準は非公開でありますが、原材料表記と実際の相違などがあると駄目とか、味なども評価対象らしいです。
なので、沢山の物から選ばれて受賞…という物ではないのですね。
更新制度は無く、継続するには再び出品をせねばならないそうです。(1回の出品には1000~1100ユーロかかります)1回受賞すれば5年は使えるそうですが、それ以降は再度出品が必要だそうです。三年連続して金賞をとれば、国際優秀品質賞を与えられ、永久使用が認められるそうです。
この認証を行っているのは、ベルギー政府系といわれますが、民間審査期間がやっているのですね。
この、モンドセレクション。国際的には殆ど知られておらず、持ち込まれる出品の半数以上は日本からだそうですし、食品では80%以上の物が何らかの受賞をしているそうです。日本で、なぜ有名になったのか…1960年代にバターココナツが受賞したのがきっかけと言われています。最近はプレミアムモルツでしょうか。
確かに、一定品質の安定向上には貢献していると思いますが、どうも実際の制度と、消費者の受け止めに差が有るように感じてならない表示だと思っています。八ヶ岳には、こういった認証に頼らずとも、高品質で美味しい物が揃っております。
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