TOTOはこの夏、創業以来の大入れ替え実施中。キッチンなどもCMしていますね。(今ひとつピンと来ない内容に見えましたが)
そんな中で、かなりエポックな商品3点をご紹介していこうと思います。今日は洗面台。
洗面台で商品改良と行っても、おおよそ出尽くしているでしょう…と思われがちですが、そんなことはございません。まだまだ有るんですね。TOTOの新商品サクアはそういったところを上手く突いた商品になっています。サクアは、TOTOの商品展開の中では一番シンプルなシリーズで、値引率も高く、お買い得感の高い商品です。いわゆる量産の屋台骨。
前シリーズの重要なところは引き継いでおり、陶器製ボウルは外せません。樹脂製ボウルとは違い、耐久性に優れ、お手入れも楽ちんです。TOTOだけの半永久防汚コートもしっかりなされており、基本性能はきっちり押さえてあります。しかも、今回は新形状のボウルを出してきました。底が平らな部分が多く、手洗いなどに使いやすい形状となり、手前一杯までボウルのため、肘まで伝った水も床に落としません。バケツへの給水も簡単です。これだけの基本性能を持った洗面台は、他にはありません。スタンダート品なのに、凄い。
キャビネットも大幅改良。TOTOの『奥ひろし』シリーズに参画し、引出部の奥行きが広い。これは、排水管の設計から考えなくてはならないので、一朝一夕には出来ない物です。オール引出仕様でも、奥まできっちり使え、収納力十分です。
水栓も、壁出し型の水栓となっており、水栓廻りに溜まる水滴を気にする必要もありません。また、スイング水栓を採用し、大型バケツの出し入れも容易にしています。
さらに今回TOTOが打ち出してきた、省エネ機能。洗面台で省エネ??と思う無かれ。使われず、水道管を暖めるだけにしか使われなかった、知らずの内に使っている温水をシャットアウトしようという機能が付きました。今までのシングルレバーは知らずの内にお湯を使っている物の、水栓まで到達せずに使用終了し、配管の途中まで来ていた温水は無駄になっていました。これが、結構多かったのです。TOTOの新しい水栓は、お湯の使用が始まる所でカチッとクリックが入ります。そのクリック感でお湯の使用が始まったことを知らせ、無駄なお湯の使用を減らそうという仕組みです。コロンブスの卵的発想のグッドアイディア商品ではないでしょうか。
今までは中級クラスにしか無かった機能、性能をスタンダートモデルに集約してしまったな…という様な機種となっています。シンプルな外観は、嫌みが無く、主張しません。価格も大変お手頃ですし、周辺の収納ユニットも充実。組み合わせが多彩です。色々と使い道広がるモデルです。TOTO、渾身の1台です。
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