オール電化住宅では200V回路を多く使うようになり、珍しく無くなりました。100Vと200V何が違うか…電圧が違うのは判るけど…実用ではパワーが全然違うのです。
例えば、パナソニックが9年ぶりに出したビルトインオーブンの新型は、三つ星ビストロの200Vタイプです。これは、凄いパワーを持っていて、家庭用オーブンとは思えないスピード調理を可能にしています。グラタン程度なら10分かかりません。(メーカー曰く7分程度)
オルケアの事務所にも実機が使えるようにしています。かがまなくては…という点はありますが、意外に使いやすく、中途半端な高さに設置した電子レンジより遙かに使えます。また、ボタンとかが見えないシンプルデザインも秀逸。設置してごちゃごちゃしないのが嬉しい点です。(ちゃんと、下部はトレー収納になっており、収納も万全です)
しかも蒸気調理を実現していますので、ヘルシーなお料理が簡単にできます。本物の蒸し焼きというやつです。
IHはもっと差が大きいです。ビルトインなどの200V駆動のIHヒーターは、安物のホーロー鍋を溶かすほどの出力があり、お湯の沸かしなどは驚くほど早いです。お鍋やケトルを買うときは、ただ『IH対応』と書いてあるだけでなく、『IH 200V 対応』と書いてある製品を買わないと危険です。特にホーローの製品などは要注意です。
このほかにも、暖房機、給湯器、エアコンなどなど200Vならではの高出力機器があります。電圧が高いので、抜き差しする機器には合いませんが、固定して使用する住宅設備機器には、とても力強い味方です。IHは火力が…と思われている方には、目から鱗の200V IH。一度、お近くのスイッチステーションなどで体験されてみては如何でしょうか。
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