今年は、本当に寒い!! 例年だと、1~2日位はカツンと冷えて、朝方がマイナス10度以下というのが、冬中で2~3回あるかな…と言った感覚ですが、今年は正月明けの4日から、ズッと寒いです。暖かい日の方が僅かしか有りません。毎朝、出社するときの車の外気温計がマイナス8度とか二桁の日が当たり前になっています。
こんなに寒かったのは、八ヶ岳に越した頃には、幾つかあったように記憶しています。(最初に住んだのが、いきなり標高1650mの八ヶ岳高原ロッジの寮でしたので、これまた半端ではありませんでした。車の霜取りスプレーが使い物にならない世界でした)その頃は、雪を箒で掃いていました。雪掃き箒というのがありました。当然ながら、雪合戦など不可能な雪です。(固まらない)
こんなに冷えると、気になるのが暖房費。私の住んでいる家は延べ床30坪弱。二階建ての建物ですが、朝起きた時が19度ぐらいになるように設定しています。温度を高めにすると、子供達が布団からはみ出て、逆に風邪を引くので…。普段は5kwの蓄熱暖房機1台ですが、正月明けより冷え込みが厳しいので2kwの小さい方も投入しています。
給湯はエコキュート(マイナス15度対応の旧世代品)、炊事(IHヒーターなど)、照明に暖房を合計して2万円ちょっとです。照明器具は、ダイクロハロゲンが中心ですので、LEDはありません。余りよろしくないのは、判っておりますが、ダイクロハロゲンの代替品で、まともな色調の物を見たことが無く、採用に至っていません。なので、省エネでは無い状況です。館内に、寒い部屋は無い状況での、このエネルギーコストは優秀ではないかと思っています。
私の家も含め、オルケアの建物では電気式蓄熱暖房機(スティーベル製の物)を使ってきました。これは、深夜電力を有効に使い、無駄になっているエネルギーの有効活用には非常に良い物ではありますが、残念ながら省エネの機械ではありません。(ロスはありませんので、優秀ですが)
今後は、省エネ能力のある、ヒートポンプに移行していくとの記事は、以前にも書きましたが、ここに来て大きく加速し始めました。三菱電機の独壇場だったヒートポンプでの暖房熱源機に、コロナが参入を固め、準備を進めています。オルケアの事務所で、既に三菱電機のヒートポンプでの暖房を、試験的に使ってきましたが、優秀な運用コスト、今のところ故障知らずと言うことで、お客様のお宅でも採用を少しずつ始めていました。
それでも、価格の高い熱源機のおかげで、大型のお宅に限られていた所です。これが、コロナ参入に刺激され始めたのか、価格が下がってきました。また、小さな出力の機械にバリエーションが増え、5kw2台の様な物件でも十分に活用出来るレベルになってきました。
ヒートポンプの熱源機を使いますと、温水循環による暖房システムになりますので、床下放熱器やパネルヒーターなどを使った暖房になります。床下放熱器は、1台が2kw程度の出力ですので、分散配置が出来、蓄熱暖房機に比べ、あちこちに設置が出来ます。その分、温度ムラが出来にくく、暖気も効率的に循環が可能になります。
今までは、高額な熱源機価格によって、大型物件に限られていた物が、今年は通常の建物にも採用が広がりそうです。ヒートポンプで、さらに低ランニングコストで、省エネ、快適な生活が、今年から本格化します。
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