どうも計画停電が長期化しそうな気配です。原発は当然なのですが、福島及び茨城の火力発電所が相当にクリティカルな被害を受けており、この二つで480万KWだそうです。この影響が残るようで、最悪は今年の冬まで…という事が予測されています。
南相馬市の原町火力発電所はそれこそ壊滅的な被害を受けてしまい、写真を見ても何も残っていない状況です。
このほかの火力発電所も、様々な設備が酷く壊れている様で、復旧は年内には終わらないそうです。非常に厳しい状況が見えます。何と言っても、周波数の関係で西日本と融通が利かないのが困りますね。
それにしても、この夏や今度の冬までとなれば、経済への影響もさることながら、生活も大きく変わりそうです。今回の事で原発政策も大きく転換してくるのではないでしょうか。農産物などへの影響が出てくると、この動きはさらに大きくなると思います。ドイツと同じように、脱原発に動くでしょうか。日本全体では、原発のシェアは30%程で、まだまだ転換出来る可能性が高いですね。でも、深夜電力制度なども変わってしまうのでしょうか。
オルケアでは、電気式蓄熱暖房機を使ってきましたが、昨年末の物件から、もう一歩省エネのスタイルでヒートポンプ式の暖房機の採用を始めています。このヒートポンプ式の暖房機は欲しいときに欲しいだけの熱量を作るスタイルですが、1000wの電力から3000w以上の熱量を発することができ、驚異的な効率を誇ります。その為、深夜電力時間帯に頼らずとも、低いコストで暖房が可能となっています。
でも、何よりも建物の性能が重要です。高い断熱と気密で、最小限のエネルギーで保温出来る様にするのが重要です。オルケアも、今年、さらなる性能向上の為に研究を欠かさず頑張っております。
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