製作会社のMGMが倒産(アメリカでの破産法11条適用申請)をして、もう駄目なのか…と心配していましたが、新作の製作が始まっているようです。主な舞台はドバイとか…
今のダニエル・クレイグとなって、ちょっと硬派っぽくなって、息もつかせぬアクションが続く展開になってからは、本当に何度も見てしまう映画になってきました。それに耐えるというか、演出する男優さんで、魅力的な方だけに、2作だけでおしまいというのは、余りに残念…と思っていたら朗報が入ってきました。
でも、ダニエル・クレイグの007になってからは、口数が少ないキャラのせいか、小物へのこだわりが少し希薄になってきたような気もします。お酒へのこだわりなどは、昔の方が濃厚だったような…時代の流れでしょうか。でも、前々作のカジノロワイヤルでは、久々のボンドマティーニが炸裂していました。これって、旨いウォッカでないと旨くできないのです。現在はポーランドのウォッカを使う事が多いですが、穀物系で精製度の高いウォッカが必須です。キナ・リレも入手が難しいですね。私もいつも入手に苦労しています。イギリスの色が濃い映画なのに、スコッチなどが全然出てこないあたりは、時代の流れを感じます。
公開はちょっと先の2012年11月だそうです。どんな内容になるのか解りませんが、期待十分の大作になるのは間違いなさそうです。最新作の出だしのような、衝撃的なシーンから来るのでしょうか。楽しみです。
また、ダニエルクレイグになってからの007は恐ろしい程映像が綺麗です。ブルーレイで見ると、本当にびっくりします。目の瞳孔の動きまで見える解像度は見事です。私などは、すぐに服の生地や、小物の風合いなどに目がいってしまいます。服の仕立ての感じまで見えてしまうハイビジョンは、本当に凄いと思う映画です。ブルーレイでリリースされても、ここまでの情報量が画面に出てくる映画は他には少ないです。
暗い話題が多いですが、時にはこういった超娯楽系で楽しむのも悪くないと思います。
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