オルケアは日夜断熱に関しての様々な研究を重ねています。12月が間近となって、寒さが身に凍みるようになってきました。オルケアの建物では、気密性の高さによって、吹抜があっても1階と2階の温度差がでないようになっています。人間の体感で行くと、気密性能を表す数値C値で1.0以下となると温度差を感じなくなると言われています。
C値というのは建物の隙間面積を表す数値です。本州での次世代省エネ基準ではC値が5.0以下となっています。これは、施工基準をクリア出来ないのでは無いかと危惧する国交省が大甘の基準を決めたため、高気密とはほど遠い基準値に設定されてしまいました。なぜ、クリア出来ないと危惧したかというと、この隙間面積は実測値であり、ちょっと気を抜くとすぐに5.0をクリア出来ない事が多いためです。実は、このC値をリフォームで確保するとなると、非常に大変なのです。かなり大がかりなリフォームをしないと、数値は保証できません。その位大変です。
オルケアでの新築では、近年では1.0を上回る様なことはありません。殆どでは0.5程度です。いかに、オルケアの建物が気密性能に気を使っているかの現れです。
気密が高いと窒息しそうとか、健康に…と言われることが多いのですが、全くの嘘であって、断熱に関して本当の勉強をしていない方が発する言葉なのです。(私も一時期ありました)北海道には独自の資格でB.I.S.という、断熱施工技術者という資格があります。この教本を読んで、一目瞭然。中気密なんて物はあり得ない事。気密の悪さが、いかに建物に悪影響を及ぼすか、住んでいる人の環境に悪影響を及ぼすかが解ります。また、ちょっとした気密の悪さが予想以上に外の風の影響を室内に持込み、室温をロスしているかも解ります。なぜ、この資格を全国規模に出来ないのか不思議なくらいです。
そんな中、断熱のリフォームで効果が大きく、費用を抑えて実施出来る物が解ってきました。八ヶ岳で見られる従来の在来工法の多くでは、基礎内に外気を取り入れており、その外気が壁内に入りやすい作りになっています。基礎内から断熱し、床下も一緒に断熱することで、効果的に家の快適性を改善することが出来ます。
この作業は床下に作業スペースがあることが前提ですが、比較的廉価に、効果の高い方法と言う事が、実績を重ねるにつれ、解ってきました。施工期間も短く、大型の住宅でも2日間~3日間で実施出来ます。旧来の床暖房が入っている建物などでも、効きが大幅に改善され、驚きの声が上がっています。
高気密までは無理にしても、気密性能も向上し、隙間風を体感しなくなったりと、効果を実感して戴ける断熱リフォームになっています。どうぞ、お気軽にご相談下さい。
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