高根町を南北に縦断する農業用水で、工事しているな、折角の堰をコンクリで直すのか…と思っていたら、水力発電所を作っていたんですね。丸紅の子会社が3カ所で小規模水力発電所を建設し、この4月1日から本格稼働し始めたようです。
新聞記事にもありましたが、3カ所で650kwhの出力のようで、おおよそ1000世帯分の電力を賄うと言うところでしょうか。北杜市が運営する『クリーンでんでん』という発電所も数年前から稼働しており、こちらを加算すると970kwhの発電量になります。ざっと1500世帯分でしょうか。北杜市内の約10%の電力が、水力から得ている事になります。
太陽光発電が脚光を浴びていますが、北杜市の場合は水力発電がもっと増えても良いと思います。まだまだ活用されていない水路はたくさんありますし、勾配としても十分に行けそうな立地がたくさんあります。北杜市としても、安定した収入につながると思うのですが…もし、市内の一般家庭の消費電力に相当する電力を水力だけで賄える様な形になれば、本当の環境創造都市として、脚光を浴びると思うのですが…
幸いなことに、八ヶ岳から湧き出る湧水は量的にも安定しており、発電にはもってこいではないかと思っています。まだまだ特殊技術の一つで、水力発電所の建設というのが簡単にできない様ですが、もっとユニット化されて普及して欲しいと思います。
オルケアも現在、太陽光発電が設備投資負担をどこまで軽減しながら設置が出来るか、誠意研究中です。メリットのある線が出てきたら、ご紹介していきたいと思っていますし、実験的な建物でメリットを実証していこうと思います。オルケアの場合は、ヒートポンプ暖房で電気式の『創エネ』暖房システムを採用している関係上、通常の建物よりメリットを出しやすいと思われます。(蓄暖でも十分に行けそうです)ただ、太陽光発電は42円/kwhという、破格の買い取り価格があるから出来る話であって、今後はどうなるかが心配です。オルケアでは、この買い取り価格が保障される10年で、いかに投資回収が出来るかを算出中です。近日中には、記事に出来ると思います。
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